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【Oilpastel#7】色を重ねれば重ねるほど・・・

オイルパステルで描いてきて、ここは本当にオイルパステルの魅力だなぁと思ったことがあります。

それは、“色を重ねれば重ねるほど深みが増す”という点です。

この点は、長らく水彩画を続けてきたので余計に感じるのですが、
水彩って、重ねれば重ねるほど濁るんです。

透明水彩に限った話かもしれませんが、透明感や鮮やかさが失われていくんです。

上手い人は「濁るか濁らないかの瀬戸際」を知っている、
言い換えれば、“筆の置き所”を知っているのでそうはなりませんが、

それがわからないうちは苦労します。

したがって、良い作品に仕上げるためには、必要以上に色を重ねなくてもいいように、大方の完成イメージをもっておく必要があります。


オイルパステルに話を戻すと、
オイルパステルは上から何重にも塗り重ねても、濁ることはありません。
それどころか厚みがまして重厚感が出ます。


今回はカバを描きました

前回のキリンの絵に比べて、色を重ねて描いてみましたがいかがでしょうか。

より厚みと立体感が増したと思いませんか?

前回のキリン

まぁ好みの問題ではあるので、比較して優劣をつける気はないのですが、描いていてふと感じたので記事にしました。

今回のカバの絵は、ぶっちゃけ色が決まらなくて時間がかかったんです。

モタモタしながら「アレでもないコレでもない」と色を重ねていったら、結果的に厚みが増したんです(笑)

あと、心なしか全体的にタッチがマイルドになっているようにも見えます。

皆さんの目にはどう映ったでしょうか。

過去に水彩+ペン画で描いたカバ

補足になりますが、水彩は上に重ねることは苦手ですが、下に塗った色を活かした表現ができます。

私の場合どうしても水彩とオイルパステルの比較になってしまいますが、それぞれ魅力的な画材だと思っています。


この子は結構自信作だったんですが、家族も含めそんなに好評ではありませんでした(^-^;

まぁそういうもんですよね。
次だ次~。


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