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【そして思い出し笑い〜こんな子、育てましたけど】 #4 1歳半検診のこと。

いま子育てを振り返って

あの時、もう少し丁寧に
対処したほうがよかったのかな…

そう思うのが、1歳半検診です。

いまどきの1歳半検診って
どんな感じなのかなあ?

あの頃の1歳半検診は

高さ1.5cmぐらいの小さな積み木を3つ渡されて
積んでごらん…と言われたり、

りんごやら、犬やら、車やら、
8種類ぐらいのアイテムが描かれた絵を見せられ、
「アンパンマンはどれ?」って聞かれて
指差しができないとダメ…とか。
(長女は、できませんでした)

ほかにどんなことしたか、
30年近くたった今では
もう思い出せないのだけれど

いろいろと基準を下回っていたようで
別室でお残り。

今度は、小さな薬の空きビンに
これまたちっちゃな
豆粒くらいの大きさの人形が入ってる。
それを出してみて…と。

必死で指を突っ込んで出そうとするが届かない…

ビンをひっくり返す知恵がない(- -;;

あと、丸・三角・正方形の
3つのパーツだけのパズルをはめるとか。

パーツが3つだけの大きなパズルですから、
それはね、できたんですよ。

でも、そのあと
パズルをくるっと
180度、ひっくり返されたんです。

そうなると、
丸と正方形は大丈夫なんだけど
三角が、逆三角形になってるもんだから、
もう、はめられない。

最終的に、「ひまわり教室に来ませんか」
的なことを言われました。
いや、チューリップ教室だったかな?

それは、どういう教室ですか?
うちの子は、発達が遅れてるんでしょうか?
って聞いたら、

その保健師さん

「うーん。遅れてるっていうか、
ちょっと幼い感じがするんですよね〜」。

幼い???

よくわからないまま、っていうか
よくわからなかったので、お断りしました。
ぜったいに通う必要があれば通うけれど
そうでないなら、お断りしたかった。

その頃、私は
地域のミニコミ誌の編集を
月10日だけお手伝いするパートを始めていました。
初めての子育てに奮闘しながら
仕事もしていたので、
そこそこ忙しかったんです。

でもね。本心を言えば
もうちょっとちゃんと説明してほしかった。

あなたのお子さんの発達は、
基準からは少し遅れていると思います。
その遅れは、生まれ持った性質から
来ているかもしれないし、
あるいは、周囲の大人の関わり方から
来ているものかもしれません。

周囲の大人の関わり方次第で改善できるのであれば
その方法を、お母さんにもお知らせしたいと思いますし
生まれ持った性質であるならば
それに対応した関わり方を学んでいただく必要があります。

もちろん、今日の検診の結果がすべてではないし
たまたま今日はそうだった、というだけかもしれません。

いずれにしても、きちんと見てあげたほうがいいと思うので
いちど、ひまわり教室に通ってみませんか?


もし、そんな風に説明されていたなら
私は、通ってみたかもしれません。

う〜ん…と困った顔をされて、
ちょっと幼いかな〜
みたいな感じだったので

なんかわからないけど
断ってもいいんだよね?って感じで
断ってしまいました。

当時、まだ私は「発達障害」という言葉を知りませんでした。
その言葉に出会うのは、長女が小学生になってからです。
まだまだ、世間的にも認知されていない時代でした。

だけど、すでにこの時には
何かしら、発達のでこぼこがあったんでしょうね。

仕事がある時だけ、長女を預けていた
近所の無認可保育所の先生に

「先生、1歳半検診、ボロボロでした。
この子、発達遅いですか?」って聞いたら

「ホンマに? そんなん言われたん?
指差しも、ふだんやってると思うけどねえ…」
っていう答えが返ってきて

じゃあ、あの時は
たまたま調子が悪かったんだよね♪とホッとして

1歳半検診は何事もなかったかのように
通り過ぎたのでありました。


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