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【そして思い出し笑い〜こんな子、育てましたけど】 #2 どこで子育てつまづいたって、もう母乳育児のとこでつまづいちゃってる…

長女の子育てにつまづいたってハナシを
さて、どこから始めるのか…って考えたら
産院にいた頃、授乳の時間に
もうすでにつまづいてたってことに
気がつきました。

長女は、上手におっぱい飲めない子で、
授乳がぜんぜんうまくいかない。
 「お母さん、もうちょっと
上手に飲ませてあげて」みたいに
看護師さんから言われてました。

でもねー。どう考えても
私がヘタやったというより、
長女が拒否した!っていう感覚のほうが
強いんですよね。

母乳が出なかったわけじゃないけど
上手に飲めない(or飲ませられない)。

んで、どうなるか。

まず、姉が、生協活動をやってた人で
自然志向みたいなのがあって、
ぜったい母乳をあげたほうがいい!!!と、
おっぱいマッサージの人を紹介してくれたり。

あとね、
高校の同級生が
近くに住んでいたんだけど
もう、その子は「母乳信仰」みたいな子で、
病院の先生に「栄養が足りなくなるから
ミルクを足してください」って指導されてるのに
それでも「母乳だけ」にこだわってた。
怒ったダンナさんがミルクを買ってきて、
大げんかになった、とか言ってたな。

ミルクをあげるとね、
そっちのほうが飲みやすいから
おっぱい飲まなくなる。
そうすると、母乳は出なくなる。
だから、ぜったいに
ミルクあげたらあかん!!! みたいなことを言う人が
やっぱり、周囲に何人かはいたんだよね。

で、一生懸命マッサージに通って、
母乳しぼって、飲ませて、
でも、栄養足りないのに放っておく勇気はないから
ミルクも作って飲ませて…って
1回の授乳に1時間くらいかけてて、
生まれたての頃は、それが8回ぐらいあるから
これ、マジで8時間労働やな…って思った記憶がある。

赤ちゃんは、おっぱい飲みたくなくて
ミルク飲ませてくれ〜って泣いてるのに
それでも、母乳がんばらなあかん、って
思い込んで、がんばって…

まあね。そんな生活は続きませんでした。

何がきっかけだったか
今となってはまったく覚えていないのだけれど
一人で部屋でワンワン泣いて
そして、母乳をあきらめることを決めた、
そのシーンだけは、覚えています。

今日からミルクで育てる。
母乳がなんじゃい。

そして、その子が29歳になり、
次女が26歳、
末っ子の長男が24歳になった今
思うこと。

優秀な子どもを育てるのに
母乳かどうかなんか、関係ないっ!!!

いやもう、それは断言できるわ。

あのね、そういう単純な問題じゃないの。

母乳を飲んで育ったAちゃんが、
優秀な子どもだったとしましょう。
それはね、字に書いたそのとおり、
「母乳を飲んで育ったAちゃんは、
優秀な子どもになった」っていうだけのハナシ。

母乳を飲んで育って
そして、優秀な子に育ったけど
中学ぐらいで、ある日突然
「優等生なんかやってられっか」って
ロックに走る子もいるだろうし、

ミルクで育ったけど
いつも元気で活発で
スポーツで有名な高校に
アスリート入学した子もいるだろうし、

母乳とミルクの混合で育って、
勉強はよくできるけど
ちょっと神経質な子で…

って、そんなん書いてたらキリない。

つまり、
母乳か母乳でないか
人生、ふたつにわかれるんじゃなくて

子どもの数だけ人生があるわけだから。

もちろん、母乳で育てられるなら
それにこしたことはないと思う。
特に、初乳に含まれている成分は
ぜったい飲ませたほうがいいって言うし。

でもね、母乳で育てるほうが
優秀になるとか、丈夫になるとか、
そんなん、それだけで
決まるわけないって。

大切なのは、優秀でも、アホな子でも
丈夫でも、ちょっと体弱くても、
大胆でも、神経質でも…

とにかく「そういうわが子」を
受け入れるかどうかだと思う。

自分が自分であることを
受け入れてもらうことのほうが

母乳で育ててもらうより
ずっとずっと大事なことだと思う。

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