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【そして思い出し笑い〜こんな子、育てましたけど】 #5 電車の中で。

長女が歩き始めてからは、
家から徒歩15分ぐらいのスーパーに
よく買い物に行きました。

家を出て、路地を抜けるところが
ちょっと坂になっています。

私にとっては、
そこが第一関門でした。

何が面白いのか
坂が大好きだった長女。

いったん坂を下ったあと

くるっと向きを変えて、
せっかく下りた坂を
また上り始めます。

行くよ〜、と手を引いて、
もう一度、坂を下る。

が、またしても、上る。
下る。上る。下る。上る。

…て、いつまでやるねん!

まあ、私も若かったので
気長に付き合ってました。

そして、飽きたらダッシュ!
走る走る。

そして、ピタッと止まる。
石ころが落ちているのが
気になったもよう。

しゃがんで、石ころで遊ぶ。
「早く行こうよ」と言っても
立ち上がる気配、ナシ。

ひたすら、石ころで遊ぶ。

で、飽きる。

立ち上がった瞬間、ダッシュ!

こんな感じだったので
なかなかスーパーにたどり着かない。

止まるか、走るかの二択って感じで
ふつうに歩いてなかったな…というのが
2歳前後の印象です。

あと、困ったのは、電車の中。

ぜんぜん、ちゃんと座れない。
機嫌が悪いと、ぐずる。
機嫌のいい時は、歌う、踊る?

なので、電車に乗る時は
カバンの中に
いろんなグッズを入れてました。

絵本、おもちゃ、おやつ、飲み物…

なんとかして
座席につなぎとめておこうと、
次々とアイテムを出してました。

初めての子育てだったし、
まあ、子どもなんて
じっとしてられないよね…
ぐらいに思っていて

大変ではあったけれど
おかしい、とは思わなかった。

おや?と思ったのは、
次女や長男が生まれて
一緒に電車に乗るようになってから。

だって、このふたりは
普通に座っていられたから。

特に長男は、電車に乗るのが大好きで、
膝に抱いたら、おとなしーく座って
電車の揺れを楽しんでいるような感じで…

長男が2歳ぐらいの頃のハナシなので
長女は7歳ぐらい。

そこで初めて
気がついたんです。

やっぱり、長女は小さい頃から
ちょっと人とはちがうものを
持ってたんじゃないか。

電車を見回してみると、
もちろん、ぐずってる子もいるけど
ちゃんと座れてる子も多い。

長女みたいに、
次々とアイテムを出して対策しないと
電車に乗れない子のほうが
少数派なんじゃないか…。

そんなことに気づいた時にはもう、
いろいろな問題が起こり始めていました。


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