見出し画像

【そして思い出し笑い〜こんな子、育てましたけど】 #37 あれから、4年。

長女が仮契約した次の週末に、
一緒に不動産屋さんに行き、
物件を見せてもらいました。

中古だけれど、そこそこ綺麗な
ワンルームマンションでした。

フリーターの長女に出せる家賃を考えると
妥当かな…という感じ。

本人は決めてしまっていたし、
ここはダメ!という理由もなかったので
もう、反対はしなかったけれど

それでもやっぱり、帰りの車の中で
「ホンマにええの?」とは聞きました。

車がわが家に近づくにつれ

(この町やったら、
職場からもうちからも近いやん)

(この町やったら、何かあった時でも
すぐ駆けつけるられるのに)

そんな気持ちになってきます。

でも、長女は言い切りました。

「どうなるかわからんけど、
とにかく、いっぺん
花園でやってみる」。

はあ。
そういえば、短大に入学する時も
こんな感じやったなあ。

ひょっとしたら
保育士にも、幼稚園教諭にも
なられへんかもしれへんけど
行きたいのはココしかない

そう言って、
短大に進学しましたっけ。

こうやって、
26歳の誕生日と同時に
長女の一人暮らしが始まりました。

一人暮らしを始めてからの長女は…

びーっくりすぐるらい
帰ってこなくなりました(≧▽≦)

連絡も、ほとんどナシ。

家族LINEにメッセージを入れても、
返事がこないこともしばしば。

既読が「4」になったのを見て
「とりあえず、生きてるな」と安否確認。

あれから4年がたち、

実は、一度引っ越したので
もう花園にはいないのですが

実家に帰ってくるつもりは
今のところ、ないそうです。

一人暮らしは気楽すぎて
もうやめられないそうです。


………………



まじか!!!!!


いやあ、びっくりしました。

あの、なんにもできなかった長女が
一人暮らしをやめられないなんて。

1年ぐらいで、ギブアップして
戻ってくるかと思ってましたが

たまに帰省して
みんなでワイワイ食卓を囲んでいる時には
「ホンマ、うるさい家やなあ…」と
ぼやいたりなんかして。

思うに

なんにも出来ないと思っていたのは私で
ギブアップするだろうと思っていたのも私で。

子どもは、いつか
親の想像を超えるもんです。

それとねえ、
やっぱり私自身が
長女にあれこれ言いすぎたんでしょうね。

自分だけが
こっぴどく叱られてしまうという
子ども時代の体験は

私の中では「教育」だったけれど、
彼女にっとては
心に傷を負う出来事だったのでしょう。

彼女を実家から
遠ざけている理由のひとつは
そこなのかもしれません。

(とは言え、今は良好な関係を築いていて、
たまには長電話なんかもしていますので
ご安心くださいね。)

これからも、長女は
私の理解の範疇を超えて
自由に生きていくのでしょう。

そんな風に、大人になった長女が
誇らしくもあり、
ちょっと寂しくもあり。

ただ…

そうは言いつつ…

実は、私
長女のことで
まだあきらめてないことがひとつ。

次なる私の狙いは…

長女の結婚、そして
そして孫を抱くこと!!!

いやあ、私も懲りないですね〜(≧▽≦)

長女の人生は長女のもの…
わかってるんですよ。
わかってるけど

彼女を守ってくれる
パートナーがいたら、
どんなに安心だろうか。

そして、あわよくば、
孫を抱けたりなんかしたら
どんなに幸せだろう…

そんなことを妄想していると
ワクワクが止まりません♪

ちょっと変わってて
だいぶめんどくさくて
マイワールド全開の長女だけど

誰か、いい人、いませんか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?