見出し画像

【自己紹介】たくさんのしっぽ。が揺れることを目指して〈後編〉

森としっぽ。の池松温子です。
前回、前編ではプロジェクトの自己紹介をしましたが、今回は私がなぜこのプロジェクトに参加しているのか。という個人的な思いやきっかけお伝えしようと思います。(前回の自己紹介はこちら↓)

きっかけ

社会人になったばかりの20年前、心が疲れきってしまった時期があり、当時(新聞の掲示板で一般家庭が飼い主募集をしていてうちの子になり)一緒に過ごしていた先代犬が、私を支えてくれたことがきっかけでした。こんなに可愛くて生きる力をくれる家族のことをきちんと知りたい。そこから人間との共生についての情報を集めるようになりました。

知れば知るほど違和感のある世界

当時、ネオンがピカピカしている深夜の繁華街店頭で販売されている犬猫の姿を見てものすごい違和感を感じていました。(2012年の愛護管理法の改正で夜間の展示は規制されています)また、同時に残酷に扱われている命もある現実を知ることとなります。以下は最近(2022年3月)の週刊現代さんの記事です。(これが目をそむけてはいけない現実です)

もちろん、愛情をかけて育てて、新しく迎える家庭の家の環境までチェックし、ちゃんとしたブリーダーさんも沢山いらっしゃいます。

ゴールは同じでも考え方は人それぞれ

人間の都合で幸せになれない子があってはならない。と、犬猫のためになにかできないか。という思いで微力ながら、保護団体に寄付をしたり、今回のプロジェクトに参加するきっかけとなったのですが、ゴール(殺処分数0)は同じでも、その過程には様々な考え方があります。

・生体販売自体をNOとする考え
・元飼い主や遺棄した人間のことは気にせず犬猫の命と向き合う考え
 (納得のできる理由だったら保護される子はいない)
など、他にも沢山の考え方が、、、

どの考え方も確かに。と思います。日々自分の考え方は正しいのか?と自問自答しながら過ごしていますが、先日視聴した人と動物の共生センターの10周年シンポジウムで、それぞれの考え方の違いで否定や分かり合わない時代は終わってきている。みんな命を粗末にしたくてしているわけでもないし、幸せに共生したい。という思いはあるわけで・・・という言葉を聞き、なんだか心がすっとしました。(以下は人と動物の共生センターの創立10周年記念シンポジウムの動画)

それぞれのスタイルでしっぽが揺れる活動を

私個人的には、ゴールが同じであれば、いろんな考え方があっていい。お互いの考え方に耳を傾けながら、ゴールに向かっていける温かいチームでありたい。そう思います。

そして私個人の考え方は、
動物を飼うということは絶対終生飼育。何があっても(人の命と同じで)手放してはいけない。という考え方で、人間側の意識改革を重視していきたいという考え方です。
育てられなくなったら施設や愛護団体に頼るという現状が改善されないと、これから先、人間にも超高齢化社会がくることで受け入れ自体に限界があります。施設に持ち込まれる事自体を減らす「収容頭数0」を目指し、その結果「殺処分0」になることが目標です。

自分がもし一緒に暮らせなくなったときのことの備えであったり、家族の迎え方(迎える方法)など、飼い主さんやこれから一緒に暮らしてみたいと考えているかたへの情報発信も行えるようなプロジェクトメンバーでありたい。そして、この子(Instagram↓)のようにしっぽが揺れる子が一匹でも多くなってほしい。そのためにこれから活動していこうと思います。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?