清掃活動 報告 #2
こんにちは 広報担当のナギです。
もうすぐ、ゴールデンウィークですね。今週末あたりから始まる連休。お出掛けを計画されている方も多いのではないでしょうか？海に、山、バーベキューやアウトドア、観光にショッピング、と考えるだけでワクワクします。
特にこの季節ならではのレジャーといえば、潮干狩りですね。毎年ニュースで「潮干狩り会場がオープンしました」とファミリーで楽しまれている様子を目にします。
ビーチで楽しむ裏側に見えない努力
暖かくなると水辺にお出掛けされる機会も増えてきますね。みなさん、お出掛けするなら、キレイなビーチ、水辺で楽しみたいと思いますよね。でもキレイなビーチは、残念ながらそう多くありません。地元の方々が清掃など、ボランティアで活動されていて、レジャーで楽しめる場所を守ってくださっています。
海の環境問題に取り組むモリトでは、定期的に兵庫県香住地区にある今子浦海岸の清掃に取り組んでいます。昨年11月に清掃を行ってから約５ヶ月。４月の上旬に２回目の海岸清掃を行いました。今子浦海岸は今、どうなっているのか？今回の清掃活動の報告を兼ねて、お伝えしたいと思います。
あの時は、キレイだったのに
前回、私たちが清掃を行った時に地元の方にお聞きしていたのは、冬の間が一番漂着物が多く、かなりひどい状態になるという事でした。
この５ヶ月でどういう状況になっているのか、心配しながら現地へ向かいました。
到着してビーチを見渡すと「あれ？結構きれいじゃない？」
それもそのはず、１カ月前の３月に大量のごみが流れ着き、ひどい状態だったので、地元の民宿の方と行政に協力してもらいなんと！重機を入れての清掃を行ったそうです。
残念ながらその場に駆けつけることはできませんでしたが、重機が必要なゴミとは、、、みなさんは想像できますか？
清掃されたとはいえ、１カ月でゴミは流れ着くもので、やはりペットボトルとそのふた、発泡スチロールの箱の残骸、ロープやプラスチックの容器や包装材などがあちらこちらにあります。
まずは、それらをザッと拾いあつめ、今回メインで清掃したかった場所へ向かいます。そこは前回、手が付けられなかった所で、ビーチのすぐ横にある小さな浜。浜といっても石や岩がゴロゴロとしていてかなり足場が悪くあまり人が入って来ない様子です。そのせいもあってか大量のゴミ・ゴミ・ゴミ！
大物に悪戦苦闘
しかも大物が大漁です。ブイと呼ばれるこの浮き。「浮き」というだけあって軽そうに見えませんか？実はコレ、けっこう重いんです。１～２キロはあると思います。しかも固いです。それがゴロゴロと・・・もしかして、ここに置いて保管してあるのか？と思うほど出てきます。
養殖の生け簀などに使用されていると思われる発泡スチロールの浮きも大物です。
こちらはそれほど重くありませんが、とにかく大きい。しかもこの発泡スチロールが砕けると集めるが大変になるので、早々に回収します。
大きな木の壁？水を吸っていてかなりの重量に、８人がかりで運びだします。
他にも、オイル缶や、大量の飲料缶
網
外国のモノも、もちろん日本のモノも。
拾って、集めて、運ぶ・・・の繰り返しです。
この日も一度に全てを片付けるのは難しく、できる限りできれいにしました。持続可能な活動にするために、無理は禁物です。
今回の成果
この日の作業であつめたゴミは、これだけの量になりました。
まとめ・感想
ありがとうございました
今回、初めて海岸清掃に参加してくれたメンバーに感想を聞いてみました。
簡単にちょろっと拾ってあつめるだけでしょ？って安易に思っていましたが、想像の３倍大変な作業でした。しかもこんな量のゴミが流れてくるとは驚きでした。
そうなんですよ、簡単に思うんですよね。
落ち葉をあつめるように、ほうきでササっとあつめられないのが海のゴミ。ひとつひとつ手作業は大変でした。埋もれているロープ、引っ張ってもなかなか取れず、数人で掘り返して抜き取れたときは「取れたー！」ってなりました。（笑）
お芋堀りのような達成感ですよね。
子供たちがビーチで砂遊びしていてロープが出てくる…なんてコトがないようにしたいですね。
体験してその大変さを実感したと話していたのが印象的でした。
また、時間をつくって現地に足を運び、見守ってゆきたいと思います。
みんながほんの少し気を付けるだけでも、続けるコトで変化が出てくるコトがあると思っています。レジャーでビーチなどの水辺へ行かれたときは、その場を守っている地元のみなさんの努力があることを、思い出してくださいね。
そして、ゴミは必ず持ち帰る！埋めたりするのは、絶対ダメ！ですよ。ゴミを捨てる場所がある時も、風で飛ばされたり、散乱することがないように、ゴミの捨て方にも少し気を付けてもらえるとうれしいです。
