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商品開発秘話 東京ヴェルディ女子ホッケーチーム ウェア&バッグ

こんにちは!服飾関連資材の販売や自社ブランドALL WEATHERの開発・運営に携わっているモリトアパレルのサカです。

惜しくもクロアチアに敗れてしまいましたが、カタールW杯でのサッカー日本代表の活躍には、ALL WEATHERブランド運営チームも、寝不足になりながらもみんなで熱く盛り上がりました。

そんな熱い戦いの裏には、スポーツメーカーさん、資材メーカーさんが、選手の皆さんが少しでもよいパフォーマンスを出せるようにと日夜努力され、機能性やデザインにこだわり、ユニフォームやスパイクなどを開発されたのだと、商品開発の裏側を想像して試合を観戦しています。

ホッケー用ウエアの開発

スポーツのジャンルは異なりますが、私たちALL WEATHERチームは東京ヴェルディ女子ホッケーチームの皆さんが使用されるウエア・バッグ等の商品開発を行っています。

モリトグループが東京ヴェルディ女子ホッケーチームのコーポレートパートナーになったことをきっかけに、2022年4月に開発をスタートさせました。

スタート時点での目標は「2022年10月に開催される、サステナブルファッションEXPOにて、開発商品をお披露目する!」と設定しました。

大事な開発コンセプト

まず、私たちは商品開発をする前に3つのコンセプトを掲げ、商品開発を進めることにしました。

それは

「ホッケーに役立つものであること」
「HIGH SPECであること」
「サステナブルであること」

です。この内容を選手にも伝えた上で開発がスタートしました。

選手との意見交換

まず初めに、選手の皆さんと現在、着用しているジャージについての意見交換を実施し、課題を明らかにしていきました。

・撥水性がなく、雨天の日に重くなり動きにくい
・シルエットがタイトなので重ね着がしづらい
・脇ポケットにスティックが引っかかる
・袖口、裾が狭い

選手の皆さんと行ったブレインストーミングの際に作成したラフスケッチ

これらの課題をすべて解決し、なおかつ、サステナブル素材を使用したこれまでにないチームウェアにすべく、デザイン面・仕様面にALL WEATHERブランドの機能を加え、製品を完成させました。

その結果、撥水・ストレッチ・サイズ・仕様面・サステナブル素材と機能ポイントだらけの、他にはない唯一無二の東京ヴェルディ女子ホッケーチームウェアとなりました。

完成したジャージ


フィールドホッケー専用バッグ

チームウェアの他にもう一つ、選手達と相談して開発を決めたのがフィールドホッケー専用バッグでした。フィールドホッケー専用バッグは、「スティックを入れるだけ」のものから、「着替えを入れられる」ものまであるそうですが、サイズが大きく、電車に乗ったり、日常で持ち歩いたりするには少し不便を感じるとの意見が選手から寄せられました。

選手のライフスタイルを考えて

平日の昼間は仕事、夜から練習をするヴェルディ女子ホッケーチームの選手達。彼女たちのライフスタイルを考え、「ホッケースティックを挿入できる防水トートバッグ」を考案しました。

ポイント 1

ベースの生地にはモリトアパレル開発の廃漁網リサイクル素材オーシャンカレント®にさらに防水性能を付加。

ポイント 2

スティック挿入箇所は邪魔にならず、上部の一部分だけは見えるようにすることでフィールドホッケーをアピールできる!

細かな部分もこだわりました

ポイント 3

さらに選手が着用しなくなった前シーズンのユニフォームをリメイクし、バッグの内側ポケットの生地に使用。ユニフォームへの愛とモッタイナイの精神を持ち運べます。

ポイント 4

ホッケースティックを挿入する袋部分は収納して、ファスナーを閉めるとスッキリ。ホッケーだけじゃない普段使いできるトートバッグにもなります。

ホッケーに役立つ、HIGH SPEC、サステナブルのコンセプトを実現

このようなプロセスを経て、世界でたった一つのフィールドホッケー専用トートバッグが完成しました。

選手の皆さんに、早く届けたい!

「ALL WEATHERのブランドコンセプト」
×
「ヴェルディ女子ホッケーチームの方々の想い」
×
「サステナブルな商品」

が融合した開発商品となり、サステナブルEXPOでも大好評でした。これから選手の皆さんに実用してもらうべく量産を開始します。

今後もヴェルディ女子ホッケーチームと共にフィールドホッケー界を盛り上げていきたいと思っています。
どうぞ、応援よろしくお願いいたします。