Ep6 建築の現場監督を1年近くやって感じたこと(その1)

今日は建築の現場監督を1年近くやっていて感じたことについてがっつりという訳ではないけど、書いてみようと思います。もし将来建築の現場監督に興味があるという学生がいれば、これが現状(リアル)と思って頂ければと思います。

① そもそも1年目の現場監督って何やるの?
【場内編⑴ 工事写真編】

 2020年に入社の私からすれば、工事写真の撮影及び整理・チェックがメイン、次に場内で雑作業といった感じです。
 工事写真は施主によっては厳しく見られるケースもあります。特にRC造において鉄筋の配筋写真は「かなり」重要になっていくのです。建築系の学生さんなら大体想像はつくかもしれませんが、鉄筋は一度生コンを打設すると見えなくなります。すると、その部位の配筋写真はもう二度と撮れなくなってしまうのです。

 ちなみに、工事写真は僕みたいにゼネコン社員がやることが有れば、業者に「デジカメ貸して」と言われそのまま業者が撮影するというケースもあるようですが、普通は前者が当たり前なのです。

 なお、工事写真を撮影する際、昔はデジカメ・黒板という流れでしたが、時代の流れというのは早く、現在はタブレットでの撮影が主流となっています。黒板を事前に作るのは大変ですが、それを作れば当日慌てずに済む訳だから20代の筆者がいうのもあれですが「便利な世の中になったもんですなー」と言えます。

当然の工事写真は配筋写真が全てとは限りません。工事や検査の状況を記録程度に残す「状況写真」。材料が搬入されて最初に所定のものが届いているか確認する「材料検収」とあります。写真を撮っていれば大体工事ってこのように進むんだなーと自然に覚えるようになります。

次の更新も現場内での仕事について語っていきたいと思います。

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