えーー!ジャガイモの慣行栽培 ってこんなに農薬を撒くのか。なんと14回
前回の続きのような記事です。
前記事は、大規模農家ではジャガイモ収穫前に除草剤を撒いて茎葉を枯らし、ジャガイモの収穫時期をわざと早める という話でした。
■ジャガイモの慣行栽培では、どれだけの農薬を使うのか気になったので調べてみた。JAから大規模栽培マニュアルが出ていた。さすがに小規模農家はここまでしていないとは思うが、私はよく知らない。
1.種いもの消毒(農家は種いも業者から買わないといけない)
2.圃場に予め除草剤(ラウンドアップ)を撒いて、草を全部枯らす
3.ダイアジノン粒剤 5(土壌害虫予防)とフロンサイド(そうか病予防)を圃場全体に均一に散布
4.種いもを植え付けた後、土壌処理剤(ゴーゴーサン乳剤等)を圃場全体に撒く
5.発芽前に雑草が生えてきたら、茎葉処理剤(ザクサ液剤等)散布
6.もしイネ科雑草が生えてきたら、ナブ乳剤を散布
7.畝間潅水後、雑草が生えてきたら、畝間に除草剤を散布
8.梅雨入り前、フォリオゴールド
9.梅雨入り後、プロポーズ顆粒水和剤
10.6月中下旬、カスミンボルドー
11.6月下旬~7月上旬、ランマンフロアブル
12.7月中下旬、カスミンボルドー
13.茎葉枯凋(くきは こちょう)、レグロックス液剤
14.茎葉処理直後、Zボルドー
なんと、農薬散布13回も!
自分が農業を始めるまでの年月に、これだけの農薬が撒かれて育った野菜をスーパーで買って食べていたのかと思うと、ゾッとしたんだけど、皆さんはどう思いましたか。