2021/09/11 即興詩「beyond the pacific sky」
今見えている空が
これまで一度たりとも
同じものになったことはない
はれのひ
あめのひ
ゆきのひ
かみなりのひ
たいふうのひ
かふんがおおいひ
こうじょうのけむりがたちこめるひ
ばくだんがおちたひ
だれかが しんだひ
地球は すべて見てきている
明日も同じ空を望むことは
地球と同じ目線に立てていない
ただ「平和な空」を
身勝手に期待して
ただの雨に腹を立てて
そうじゃない
なにがあっても大丈夫なように
僕らは備えないといけない
みんなを守るために
みんなと同じ地球で過ごすために
どうすればいいかを
考えなきゃいけない
風習や文化や思い込みや裏切りで
傷つけ合うことから
一歩抜けるためには
それは きっと
一番身近な誰かと
しっかりお話するところから
始まるのでしょう
僕らが空を見ているように
空も僕らを見ていることを
忘れてはいけない
———
いろんなコミュニケーションの形を、僕たちは決して全く同じようには見ていないと思うんです。
誰かにとっての友達関係1つにとっても、ちょっといびつだったり、とても仲が良かったり、昨日喧嘩した関係だったり…。
友達関係だけでもひいひい大変なのに、他の関係を含めたら…
親子、会社内、渉外、営業、事務、攻撃…etc
よく、多くの人が気を狂わさないなと思うのです。
なんでしょうか、たくさんの人とつながる中で、きっと自分にあったコミュニケーションの方法を身につけるしか、方法が無い気がします。
コミュニケーションのプロみたいな、コンサルみたいな人の話がすべての人に「フィット」するかは、実際怪しいと思うんです。使うことはできても、「気持ち悪いなあ」と思いながら使う人も出てくる。
自分のコミュニケーション方法が、自分にあっているかどうかは時折確認したいです。
「あの人は薄情ね」と言われても、別に気にしないくらい大きくゆったり構えて、紡ぎたい関係を作れるようにする。
思いやりと称したおせっかいなんかいくらでもあるし、言いたいことが言えない関係が悪いとも思わない。「この人とはこれくらいでいいや」を、後ろめたく思わなくていいと思うんです。それを当人に伝えるのは、多くの場合間違いな気がしますけど…。
口は災いの元というが、口に出さなければいいことは本当にたくさんある。
たしなみという言葉は、望む人間関係を作る上で大事なヒントだと思っています。
行われるコミュニケーションが、どうか理想の押し付け合いになりませんように。
20年前の今日、世界最大級の「間違ったコミュニケーション」が行われてしまった。
そんなことをやらなくても解決するということを信じられるようになるまでは、実感として果てしなく遠い気もします。
誰しもができることは、今の私のコミュニケーションが愛を伴っているかどうかを確認すること。
最大級でなくていいと思います。1ミリあればいい。
その1ミリを積み重ねることを、怠らないこと。
生きた結果が今です。
今を全うすれば、必ず未来がついてくる。
2001.9.11の犠牲者に、心よりご冥福をお祈りします。
モリタクロウ
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