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2021/09/12 即興詩「非マニュアル化」

誰かが言葉を添えなくとも
そこに価値はあるし
受け取る側に
委ねてほしい

信じることは
期待することじゃない
何があろうとも
そのまま包み込む
己の覚悟

油断してると
己の煩悩に食い散らされる
頭の中にある 引き出しよりも
目の前のそれに 向き合うこと
私とあなた
私と書物
私と事件
全て 二つの間にしか
答えは存在しない

素晴らしいマニュアルがあるなら
それは手順ではなく
心構えを示すものでしょう

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とは言っても現実は、誰がやっても同じ結果になるマニュアルが求められる。
コストかけたくないですもんね。
みんなの意思統一よりも、手順統一の方が簡単。

つまり、マニュアルを実践する側は思考を断たれてしまう。
少なくとも、それが「人生」になる。
時代が進めば進むほど、きっと楽になっていくのでしょうが、楽になることが活き活き生きることなのかと言うと、それは違うように思う。

自分の身は自分で守る。
自分の人生の過ごし方(=スタンス)は、自分で管理する。
全部をコンサルされてたら、少なくとも僕は生き甲斐を見失います。

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