【即興詩】2023/01/17「イタチへの宣言」

雨の上がった寒空
メガネが曇り
一瞬ひるんだ僕は
頭を悩ませていた そのことから
少しばかり
気を逸らすことができた

考えたって 仕方がない
そう言い聞かせていた時よりも
ずっと簡単に
考えることを 諦めさせてくれた

「知っていることから 始めるさ」
思いがけず横切ったイタチに
僕はそう 宣言した

阪神淡路大震災から、もう28年ですか。
僕は2段ベッドの上の段に寝ていて、ひどく揺れて寝ぼけ眼を擦り、よくわからないまま二度寝をしたことを覚えています。
震源地が少しでもずれていたら、僕は今生きていなかったかも知れません。

あの日から建築基準が大きく変わり、少しでも安全に暮らせるよう、日夜全力を尽くしてこられた企業の方が大勢いらっしゃいます。
感謝しかありません。