音楽を続けるという事
自分の音楽遍歴と、音楽やめても戻ってきて良いんだよ、って話。
自分の音楽遍歴
第一期
4才でピアノを始め、まったく続かず3日で辞めた。
小学校5年生で器楽クラブに入ってユーフォニアムを始め、半年ほどでサッカークラブのほうが面白くなり、器楽クラブは参加しなくなり退部。
中学2年生でフォークギターをもらうが、指が痛くて2ヶ月で挫折。ゲーム音楽の楽譜を買ってきては、パソコンを使ってBASICで演奏させるような遊びをしていた。
中学3年生でブルーハーツに衝撃を受けて、学校帰りの高円寺の質屋で見つけたARIAのベースを衝動買い。
1年ほど続けたら、もう少し軽いベースが欲しくなりARIAのベースを楽器屋で購入。
中学の先輩に誘われてバンドを組んで、ライブハウスに立つが客が2人しか入らず挫折。ついでに楽屋泥棒にあい、ベース以外の機材をすべて盗まれた。そのうち、バンドは自然消滅。
高校2年の秋にクラスメートに誘われて、ブルーハーツのコピーバンドを始める。学園祭や、同級生たちとのブッキングで演奏する機会を得る。
高校卒業式の3日後に卒業ライブを演って、バンドは解散。
高校卒業後すぐに就職し、それを機に演奏活動は全く辞めてしまった1992年
第2期
1992年の就職後はJ-POPなど流行りの音楽を聴いたり、昭和歌謡を遡って聴いてた。
職場の同僚とカラオケに行くための歌を仕入れるために、音楽を聴いていた。
また通勤は車だったので、ラジオからかかる曲をチェックしたりしてた。
1996年に結婚し、子供が生まれ、小学校高学年までは音楽にお金も時間もかける余裕が無かった。2007年まで続く
第3期(現在)
前の会社の経営が危なくなったのを機に、別の会社に転職した2007年。
それまではプログラマだったが営業部門に配属された。
慣れない営業活動。でも唯一の救いだったのは好きな会社に営業をかけても良いと言われたこと。
音楽が好きだったこともあり、電子楽器やオーディオ機器のメーカーばかり営業をかけてた。これが功を奏し、音楽機器関連のしごとをもらえるようになった。
職場で知り合った同僚にメロコアを教わり、mixiで再会した高校時代のバンドメンバーのお陰でライブハウスにも遊びに行くようになった。
この頃から、幅広い邦楽を聴くようになった。
そのうち、ライブハウスで知り合った友人にバンドを組もうと誘われ、ベースを再開した2012年。
そうこうしている内に、コロナ禍に突入し、バンドは活動休止状態。
前から興味があった配信のために機材を購入、ついでにDTM機材も購入し打ち込みでオケを作ってソロ活動を始める。これが2020年。
DJを始めたキッカケ
ちょいちょいライブハウスで演奏する機会をもらってるうちに、知り合った人からDJイベントに遊びに来ないか誘われた。
そこでDJの楽しさを知り、7インチDJを漠然と目指す。
とはいえ、レコードも持っていないが、何万曲もリッピングした音源があったので、PCDJから始めてみた2022年。
ちょいちょい練習している事をTwitterに上げてたら、お店に出ないか?と友人が誘ってくれた。オファーを断らないようにしてたら、年間50本以上の出演になった2024年。
コツコツと集め始めた7インチレコードも700枚を超えた。
音楽を辞めたけど戻ってきた
結局は音楽が好きだったから、好きなことを仕事に出来たし、知識も楽しんで学べた。
ずっと続けてたわけではないから、一時は音楽に背を向けたという負い目も自分の中にあった。
でも、15年間音楽から離れてた時期でも、音楽は好きで聴き続けていて、その御蔭で今のJ-POP系のDJオファーも来るようになった。
知人友人も増えて、自分で企画もやるようになった。
嫌いじゃないけど、時々は重荷に感じることもある。
けど深呼吸してリラックスする時間があると、やっぱり好きになっちゃう。
それが音楽なんだなぁ。
長い人生という道の上で、いつか誰かと音楽を通じて交わり合う。
同じ道を歩むかもしれないけど、別々の道を歩むかもしれない。
音楽という道はつながっているから、またどこかで出会うかもしれない。
それぞれのBPMで、それぞれのリズムで、それぞれの旋律で、続けていれば良いんだと思うようになった最近。