そうか!悪意か。
なんでも納得できると気持ちが良い。
今僕は、ものすごく聴覚が過敏になっていて、大きな声、英語のリスニング、などの音を聞くと、おかしくなって気絶しそうになる。それくらい危機的な状況にある。普通に生活に支障が出るレベルなのですが、大丈夫なのだろうか。
ただ、本を読むことや、心地の良い音楽を聴くこと、そういうことはできるので全てを拒絶しているわけではない。好きな音楽は試しに少し音を大きくしてみたけど、平気であった。もちろんイアホンは使わない。さすがに耳にダイレクトアタックは辛い。
と、ここで前者と後者の何が違うのか、と思った時に、僕はそこに含まれる悪意を必要以上に感じ取ってしまうのだろうと思った。
必要以上に大きな声で話す人は、言動の自信のなさから、声のデカさでなんとかカバーしようとしてきます。まあそう思ったら可愛いのかもしれませんが。
少し話は逸れてしまうのですが、自信満々に相手を批判する人って、どうしてそれが自分にも当てはまることだと気づかないのでしょう。まあそのくらいの無神経だからなし得る曲芸なのだと思うようにしていますが、傷つくのはもう嫌なので、最近ではギャグだと言ってくれないか、と心の中で突っ込むようにしています。高度なお笑いだと思えば、なんとなくそう思えてくるので、ブーメランスネイクというピン芸人、もしくはコント集団なのだと思うようにしています。
ちなみにブーメランスネイクとは、漫画『テニスの王子様』に登場する海堂薫の必殺技である。テニスの王子様は、序盤こそ、青春テニス漫画なのだが、なんせ選手の技のインフレのレベルが世界恐慌並みで、後半はもう何が起きてもちょっとやそっとでは動じなくなる。アハ体験みたいなものだ。違うか。
では英語のリスニングはどうなのか、と思った時に、おそらく僕は、話者の、間違えろ間違えろ、ひっかかれひっかかれ、という悪意を感じ取ってしまったのだと思う。だって、なんかわかりにくいし必要以上に早口だし、なんか罠みたいなことも仕掛けてくるし、これは悪意だ、悪意が完全に隠しきれていないので、過敏になってしまった僕の耳はそれを察知してしまったのである。きっとそうだ。なんて悪い奴らだ。
と無理やりこじつけて納得したので、眠ろうと思います。
いまは、眠くても眠れないという、なんとも悲しい症状に見舞われているのですが、カフカとお揃いだと思ってなんとかやり過ごしています。次はシオランの作品を読みたい。
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