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ちょっとした決意表明

小説を書こうと思う。まずは掌編集を作りたい。僕は、エンタメやミステリは門外漢なので、純文学、というカテゴリになるのかと思う。だが、純文学というのを自称するのはなんだか恐れ多い。それは読者が決めることであって、というかそもそも純文学ってなんや。私小説は純文学なのか。どちらかというと、今まで書いていた小説は、だいたい自分の経験がモデルになっているので、私小説と言えるのかもしれない。とはいえ布団をクンクンしたりはしない。田山花袋は偉大だと思っている。性癖を暴露することによって名を馳せた、勇者である。性癖について書くのは面白いかもしれない。僕の場合は、匂いかもしれない。ダメな匂いと良い匂いがある。それは良い香りと異臭とはまた別の次元なのだ。宿泊していたホテルでゲイの方に誘いを受けたこともある。もちろん断ったが、もしかすると新たな扉が開いたのかもしれないと芸人魂ならぬ、作家魂がメラメラと燃え上がる。でも無理なものは無理ですよ。なんの話をしているのか。田山花袋のせいである。

僕が好きな小説家は、村上春樹、中島らも、ブローティガン、ドストエフスキー、カフカ。(ここでいう好き、は作家の作品を複数何度も読んでいることを条件としている。)
マルケスや高橋源一郎、大江健三郎、も好きだが、好きと言えるほど読んでいない。
小説ではないが、最近はシオランをよく読んでいる。
詩や短歌も好きだ。

文学フリマでは不眠エッセイを発表しようかなと、現在構想を練っている。
不眠エッセイとは何かはわかっていない。12月1日まで意外と時間がないことに気づき、オロオロしている。いつもだけど。

一番好きな小説は何か、と問われると難しい。小説とは、結局のところ自分自身との対話であるから、読むタイミング、時期、体調によって物語は変容する。

今、という限定した時間の中で語るとすれば、ブローティガンの『西瓜糖の日々』だろう。たぶん30回は読んでいる。
夜の場面があまりにも美しいのだから、不眠に苦しむ民はこの本にすがり、枕の下に入れ、美しい夢を見るだろう。

枕の下に入れると夢に出てくるって誰が言ったのだろうか。まあそのうち好きな夢が見られる装置のようなものが発明されるだろう。
そうすればきっと不眠ともグッバイである。
ちなみに今一番見たい夢は、藤井聡太さんとの対局である。
目の前で50分長考されたら、なんか気持ち良いだろうなと思う。だが、その50分夢の中で何をすれば良いのだろうか。美味しいスイーツを取り寄せてむしゃむしゃしてやろうと思う。
そして、50分長考した末に指した渾身の一手がまさかの二歩である。

ちなみに僕は将棋のコマの動かし方はなんとなくわかるが対局はできない、というレベルだ。ひそかに将棋に憧れているので、隠居したらまず図書館で将棋に関する本を片っ端から読破しようと思っている。おそらくそんなに人気がないからすぐに借りられるだろう。

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