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日記5月17日(金)

よし、明日は神戸だ!東京はまだである。
さて今週もなんとか乗り切った。
坂口恭平『生きのびるための事務』を読んだ。
この本は、何かを成し遂げたい人必携なのでは、というくらい大切なことが書かれている。
坂口は『継続するコツ』でも続けることの重要性を述べていたが、そこからどう生活に繋げて行くのか、どう見通せば良いのか、それが詳しく学べるよ。自分の中に事務を持つ。
明日は、朝イチで試験なので、早起きしなければならない。今日は早く寝よう、そして少しだけ勉強しておこう。

そして、明後日はいよいよ文学フリマである。改めて自分の書いた文章を読み返してみる。
ふふ、初めてにしては上出来だ。と思っておく。
これを書き終えたのは四月のはじめだったと思うが、もう随分と昔のように感じる。なぜなのかを考えていたら、それからも毎日こうして文章を書き続けているからだということに気づいた。
日記、僕の場合なにか刺激的な日常からは対極にあるような、ささやかな暮らしを書いたとて、何か明確な意図や信念があるわけではない。果たしてそれを書く意味はあるのだろうか、と迷った時期もあったのだが、続けてみて、書くことで自分の生活がある意味形作られているような気がするのだ。再構築される。
だからといって、自ら危険な刺激に飛び込んでいくようなことはしないとおもうが、視点がよりくっきりと、ちょっと説明が難しいのだが、例えば、車窓を眺めているときにも、今までは何も感じなかった風景や音、そういったものがスローに見える瞬間、くっきりと浮かび上がる瞬間、というのに巡り合うことが増えてきたように思う。
これは書くことの効能なのかもしれない。
そうやって、何気ない日常がささやかなりとも彩られ、鮮明になっていくことで新しい発見があるのかもしれない。そうすることで、もっと書けるようになるのかもしれない。そんな風に思った。

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