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ぼくは、誰?

僕は、病気の影響か薬の影響かもはや、わからないのだが、とてつもなく行動的になるかと思えば、もう何もしたくない、消えてしまいたい、と思ってしまう。
多分今は後者だ。
そして、ゆっくり休みなさいといわれる。
休んでどうなるというのだ。
怖いのかもしれない、何かを失ってしまうかもしれないことが。

すでにたくさんのものを失ってきたと思う。
僕は普通に生活ができている人たちがあまりにもまぶしすぎて直視できない。
僕が思っている普通、というのは、朝起きて、仕事いきたくねーなーといいながらもちゃんと行って、めんどくせーなといいながらも仕事をこなし、まったくしゃーねーなーといいながら助けてくれる人である。
そして、布団に入れば気がついたら朝になっているそうだ。

僕は3年前くらいに、もうどうしようもないくらい追い詰められて何もできなくなった。
灰色の世界に1人で閉じ込められているような、そんな気分だった。
今は、そこまではひどくないし、相変わらず薬を飲まないと眠れない日々が続いている。
気がついたら、また薬が増えていた。

たまたまYouTubeをみていたら、本田圭佑が近畿大学の卒業式で講演をやっている動画がでてきた。
大切なのは、環境だといった。
どこに自分を配置するのが良いかを考えろってことなんだろうな。

それでも環境のせいにしてしまうのは、あまりにも自己欺瞞というか、無責任な気持もあるのです。

全てを投げ出して、一からリセットできるのなはばどんなに素敵だろうと思う。
でも、全てをリセットするなんてできない。
村上春樹作品で嫌というほど見せつけられてきた。

なにもかも初めからやり直せたらと思う。
それでもきっと同じようになってしまいそうで怖い。

だから、はやく身体を良くしたい。なんとか治る?のかはわからないけれど、普通になりたい。

焦ってはいけないと、諭される。
この状況でのんびりできるのだろか、教えておしい。焦るよ。そりゃ。

僕の仲の良かった後輩は「事故」でなくなってしまった。
きっと、かれにはそうすることしかできないくらい追い詰められていたのだろう、焦っていたのだろう、きっと普通になって、普通にお付き合いをして、普通に暮らしたかったんだろう。

たまにあいつの夢をみる。忘れたとこは一度もない。それでも、思い出せることが少なくなってきている、ようなきがして、僕は結局は、彼の力にはなれなかった。
酒好きでいっつもくっついてきて、奢らされた。僕はそんな彼が大好きだった。
しょうもない話をして、こんな僕をしたってくれるあいつが愛おしかった。
それでもあいつの弱さには気づいてやれなかった。酒の席ではいっつも調子の良いことばっかりいうのだから。
もし、ぼくの前ではリラックスできていたのだとしたら、それはうれしい。それでも最後は全然連絡取れなくなって、悲しい姿をみることになった。

僕は無力だ。こんなちゃちなものしか書けない、もっと美しいものを書きたい。
美しいってなんだ。
感動してほしいとか、そういうのではない。
けれど、これじゃあまりにも救われないよ。 

こんなの文章でもなんでもない、我儘だ。傲慢だ。

それでもこうやって書き殴ることで、何かを掴めるのなら、もうそうするしかないのだとおもう。

他人に対して怒りとか不満とかそういうのは全く感じない。ただそこにあるのは、おのれに対する怒り、焦り、そういうのだ。

オーケー全て投げ出すのも悪くない、ただその前にビールがのみたいな、ちょっと買ってきてくれないか、といいのこして消えてしまった五反田君(村上春樹ダンスダンスダンス)

さて、さてさてさてさて、こだまするのは、自分の弱さだ。

もし、救いがあるとすれば、それは…
僕は書きたい。そして生きたい。ただ普通に。

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