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日記9月21日(土)ちょっとした旅行計画

旅行に行きたい気持ちをどう変換すれば良いか思案した結果、新幹線に乗ればそれは旅行である、という結論に達した。

ということで、新幹線に乗って大阪へ。なんかこの前もこんなことしたなと思ったら、文学フリマであった。今月2度目の大阪である。ちなみに文学フリマも旅行だと思って参加した。

大阪までは、在来線で行けなくもない。ただかなり時間がかかる、とはいえ時間がかかること自体は平気なのだが、人混みと音で電車の中で倒れてしまいそうだと思ったのでやめた。だから夜行バスは平気なのか、と納得する。
夜行バスは、静かだ。

今日は、音楽科時代の友人と大阪で会ってコンサートに行く、という予定だけだったのだが、せっかくなので、旅行に仕立て上げた。一人で、勝手に。(現地集合だったため)

新幹線は、とても良い。
読書にこんなに快適な空間は他にあるだろうか、値段が高い以外は完璧である。新幹線読書ツアーとかあればいいのになあと思う。一日中、東京—新大阪を行ったり来たりする感じの。

珈琲と本。

新大阪駅に着くと、お腹が空いたので、何か食べようと思ったが、同時に喉が渇いていた。フレッシュネスバーガーに初めてきました。初めての利用で、バーガーを食べないというのは、よくないのではないか、と思ったが、ナゲットとビールのセットがあまりにも魅力的であった。

キンキンに冷えてやがった、あとジョッキがちょっとでかい

と、一息ついたところで、大阪、福島のシンフォニーホールへ。
福島、と聞いて福島県ではなく、大阪のことがよぎった人は関西人です。多分。
コンサート開演時刻に少し余裕があったので、ちょっと休憩。
コンサートホールのカフェを利用する人ってずいぶんと贅沢な人だなあ、と学生時代思っていたものですが、とうとう大人の階段を登る。いまさら、というべきかもしれない。

瓶ビールって、なんか良いですよね。

時間になり、友人と合流し、コンサートへ。
演目はブルッフ「スコットランド幻想曲」とウォルトン「交響曲第1番」
ブルッフはヴァイオリン独奏とハープとの掛け合いがとても美しく素敵でした。これぞオーケストラという、弦楽器の美しいハーモニーが良かったです。
ウォルトンは初めて聴く作曲家でした。音の重ね方や和声なんかを聴いていると、おそらく時代が新しい作曲家だと思います。金管楽器の掛け合いなんかは、英国式ブラスバンドを彷彿とさせるものがありました。
すごくかっこいい曲でした。予測できないワクワク感もありました。結構好きかも。

コンサートが終わると、友人と今後について語り合う。
芸術を愛するって素敵だなと改めて思いました。やっぱり効率とか、タイパとかそんなことを言っていたらツマラナイ人間になりますよ。仕事はできるようになるんだろうけど。今回の演目は、1時間近い曲を2曲聴く。そりゃ効率は悪いです。タイパなんか最悪です。でもそのモノサシだけで物事をはかってしまうことは、あまりにも危険なことだと思う。

もちろんビールを飲んだ。写真を撮るのを忘れた。


帰りの新幹線ではお寿司とビールで乾杯。
いやあ、楽しかったな。ただ大阪にコンサートに行っただけなんだけど、それを旅行として捉えるだけで、なんだかとても充足した1日になった気がした。
梅田の新しくできたエリアには行かなかった。新しくなくなったくらいに行こうと思う。

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