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スーパープレイに惹きつけられる理由

You Tubeでスポーツ選手のスーパープレイを見てしまうこと、ないですか?私は、よく見てしまいます。何故ついつい見てしまうのでしょうか。

暇つぶし?You Tubeの戦略?

私はよくイチローや井上尚弥のスーパープレイをYou Tubeで見ています。特に野球が好きなわけでも、ボクシングが好きなわけでもありません。無意識に見ていて、時間が経って「また見てしまった」と気付き、見るのを辞めます。ふと、なぜ何度も見てしまうのだろうと疑問に思いました。単純な「暇つぶし」でしょうか。それとも、You Tubeの巧みな戦術にハマっているのでしょうか。

考えれば考えるほど、その時の心理状況を理解できません。スポーツ観戦をするのは、ワクワク・ドキドキするのが楽しいというのは、わかります。しかし、何度も無意識に同じスーパープレイを見ているです。どういう心理が働いているのか調べることにしました。

なぜ人はスポーツ観戦するのか。

まず、誰か私と同じことを考えている人はいないだろうかとググってみると、お一人方出てきました。

これを読むと、『スーパープレイを見てしまう理由』を考える前に、人がスポーツ観戦をする理由を先に調べる必要がありそうです。確かに「ワクワク・ドキドキできて楽しいから」という理由だけでは、少し不十分かもしれません。

スポーツ観戦をする理由のアンケート
株式会社アスマーク 対象600名

Q2で回答しているように、「見ていて白熱したり、感動したりするから」「応援している選手・チームがいるから」が主な理由でしょう。

なぜスポーツは人を惹きつけるのか。
新潟経営大学 本間 崇教 助教授

そもそもスポーツがなぜ人を惹きつけるのかを考えないといけない模様。人は体を動かすことによって、気持ちをリラックスさせたり気分を変えることができるようです。

スポーツやスポーツ観戦に人が惹きつけられる理由はわかりました。しかし、肝心のスーパープレイをついつい見てしまう理由はまだわかりません。好きな選手やスポーツなわけでもないですし、何度も見ているので白熱したり、感動したりすることはありません。やはり、「暇つぶし」なのでしょうか。

ミラーニューロン

ここで、最初のブログに戻ってみます。スポーツ観戦をする理由の1つ目に、「ミラーニューロン」という人の脳にある神経細胞が関係しているとあります。これを少し調べてみます。まず、「ミラーニューロン」とは何でしょう。

つまり、他人の動きを見ているだけでも、自分が動いているかのように感じられるということです。スポーツを観戦しているだけで、あたかも自分がやっているかのように感じられて、「ワクワク・ドキドキ」する原因となっているようです。

なるほどなるほど。自分がイチローや井上尚弥になったかのように感じることができるから動画を見るのか。でも、もしそれだけが理由であれば他のスポーツや他の選手の動画も見るのではないでしょうか。私の場合、限られた人のスーパープレイしか見ないです。それはどうしてでしょうか。

憧れや承認欲求

イチローや井上尚弥は1流の中の1流です。並大抵の努力では到底追いつかないとされています。そんな人達への憧れが無意識に動画を見ることに、繋がっているのではないでしょうか。プレイの内容は当然すごいです。ただ、その後ろに隠れている努力や気持ちを動画から汲み取り、自分を鼓舞しようとしているのかもしれません。もっと努力して、彼らのようになりたいと思っているのでしょう。それとともに、彼らのようになれれば、誰からも認められるという欲求を満たそうとしているのです。誰からも認められたいと思う気持ちが、スーパープレイを見る行為に向かわせるのです。認められている人を見ると、「ミラーニューロン」が反応して、自分も認められていると感じることができるのかもしれません。

まとめ

定期的に見てしまうスーパープレイ。これを見ていると『自分が認められる』ことができるのであれば、繰り返し同じ動画を見るのも納得できます。ただし、この欲求があることにより、人はストレスをため、感情を動かされます。アドラー心理学「嫌われる勇気」や「反応しない練習」でも、承認欲求から抜け出すことで人は自由になれると書いてあります。スーパープレイを見るのを辞めたとき、人は欲求から開放されるのかもしれません。


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