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オンラインサロンのライブ配信のオペレーションを3ヶ月限定で引き受けることになった話。

「オンラインサロンのライブ配信のオペレーションを引き継ぎたいから、やり方覚えて、バイトに引き継ぐところまで、3ヶ月でお願い。もちろんコンサル料は払うよ。」

突然、そんな連絡が来たのが3月下旬のこと。その次の日にはサロンオーナーと打合せして、やりますと引き受けていた。なかなかの急展開。そもそも、そんな依頼が来るとは1ミリも想像していなかった。

なぜかと言えば、普段の僕は企業向けの組織開発のコンサルティングや、コーチングの仕事をしていて、ライブ配信や動画編集なんて人生でほとんどやったことがなかったからだ。

近しいことと言えば、zoom上で1対1のコーチングをしたり、20人弱の参加者に対してオンライン上でワークショップを実施した経験ならある、というぐらい。テレワークが当たり前になった現在では、それぐらいのことは珍しくもなんともないだろう。

それでも僕が引き受けたのは、もちろんサロンオーナーへの信頼が大前提にはある。信頼して任せてくれたんだろうな、ということはとても嬉しかった。

さらに決定的だったのが、以前に配信スタジオの様子を見たことがあって、「なんか高そうな機材をたくさん操っていて、すごい技術を駆使してて、コックピットみたいでカッコいい!」と思ってしまったからだ。自分でも、そんな単純すぎる動機で引き受けていいんだろうか?と思わないでもないけど、引き受けた以上は成功させるしかない。

そんな経緯で、全くのど素人がライブ配信を出来るようになるまで(予定)の過程を、失敗談も交えながら書いていこうと思う。

どんなオンラインサロンなのか?

僕が参加しているオンラインサロンは、経営者やビジネスリーダーが多く参加している。最先端のビジネスの事例や自然科学などのリベラルアーツを学んだり、200人ほどの参加者どうしで交流したりしている。

「オンラインサロンって何?」という人は、アイドルや歌手の会員制ファンクラブみたいなものだと思ってもらえれば問題ない。ファンの人たちが月額の会員費を払って、ファンクラブ限定の情報やイベントに参加できるアレと大枠の仕組みは同じである。

そんなオンラインサロンのライブ配信は、内容は多岐にわたり、月に15〜20本ほどのペースで行われている。その形式も、単に講師が一方的に講義をするようなものだけでなく、ゲストスピーカーをまじえて対談する回があったり、チャットでQ&Aを動かしながら講師と参加者でやり取りする回があったりと様々である。

なぜnoteに書こうと思ったのか?

実は最初にnoteに書こうと思った理由は、オンラインサロンで配信している映像の画面構成がカッコ良くて、初めて目にするものだったことに感動して、それをどうやって実現しているかの裏側を書けば、どこにも出ていない情報になるんじゃないか、と思ったからだ。

ちなみに、その時に見た画面構成はこんな感じのものだった。

投影スライドをメインで見せながら、講師の顔も見えて、かつ参加者のリアクションや質問がチャットで同時に見える!1つの画面ですべての情報をカバーできていて、なんて画期的なんだ!とめちゃくちゃ感動したのだ。

しかし、自分でも調べて初めて知ったことだが、世の中のオンラインセミナーは超絶進化していて、「絵作り」(レイアウト)という言葉があり、様々な配信形式が試されているらしいのだ。

こちらの記事などは、とても参考になる。

なので、絵作りを知っている人からすれば、別にこの画面構成は特別難しいものではなく、数あるパターンの一つとして「こうやればできるよね」というものでしかない。そこを詳しく書いても、そんなに価値がないということが分かった。

ところが、いくら調べてもなかなか出てこない情報があった。それが「その機材構成にすることでどんな配信を実現させたいのか?」という意図・ゴールイメージや、「ライブ配信でどんなトラブルが起きる可能性があるのか?その対処方法は?」という失敗談だった。

ちなみに、機材構成というのは下記の記事のような、カメラやマイクをどうやって準備すればいいの?という話だ。いちいち勉強になる。

調べてもあまり出てこないのは、たぶん情報としてニッチすぎるのと、あまり積極的に開示したい情報ではないからかもしれない。

ただ、意図・ゴールイメージが分からないと、最終的にどうなれば正解なのかが判断できないし、失敗談がないと実際に失敗を経験することでしか学べないということになってしまう。僕だったら、そういう話こそ聞きたいと思ったのだ。

記事にする裏の意図。

個人的にはもう一つこのあたりの話を記事化したい事情がある。僕にとっては、次の担当者に引き継ぐことが至上命題で、自分一人が配信オペレーションをできるようになっても意味がない。

なぜなら、3ヶ月後には僕はそこにいないからだ。

なので、なるべく現在の結論に至った意図を言語化しておきたいということと、うまく行けばこのnoteを引き継ぎマニュアルとして渡せるのではないか、と思ったのだ。こんな一度で二度美味しい話はないぞ、と考えている。

そんな超個人的なニーズに基づく、とりとめのない話になるが、もし興味を持ってくれる人がいたら、3ヶ月間お付き合いいただけたら嬉しい。

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