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【シニア】加齢による心身の衰えの「原因」は?【4-3】
高齢者は加齢に伴い、虚弱化(フレイル化)します。フレイルになる原因を理解して、対策方法を十分に準備する必要があります。
Ⅰ:フレイルになる原因ですが?
≪フレイルと低栄養は関係があり注意が必要です!≫
◆高齢化が進む日本で、75歳以上の後期高齢者が要介護状態となる原因に、認知症の前段階である軽度認知障害や転倒、サルコペニア、尿失禁らと並んでフレイルがあげられています
◆フレイルとフレイルの原因でもあるサルコペニアは低栄養との関連が強く、厚生労働省は平成28年7月20日、「平成28年度のモデル事業について 高齢者の低栄養防止・重症化予防等の推進(フレイル対策)」の中で、高齢期の疾病予防・介護予防等の推進として、フレイルに対するモデル事業の概要を示しています。
(出典:厚労省)
≪サルコペニアとは?≫
◆サルコペニアとは、加齢に伴う筋力の減少、又は老化に伴う筋肉量の減少のことをいいます。
(出典:厚労省資料)
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53007316/picture_pc_48f6b3ff5f372669d4421a9a669a147f.png?width=800)
Ⅱ:フレイル内容をチェックしてみましょう?
≪回答が左側の結果になるように、定期的な確認が必要です≫
(出典:厚労省)
一度、皆さんもチェックしてみてくださいね?
全て、左にチェックができましたか?
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53007379/picture_pc_5dc3d8dd11a17e0238c95d5b6e593a23.png?width=800)
Ⅲ:具体的な対策方法を紹介します!
≪現在一般的に行われている具体的な対応内容ですが?≫
低栄養、過体重に対する栄養相談や指導、摂食等の口腔機能低下に関する相談や指導、外出困難者への訪問歯科健診、服用する薬が多い場合の服薬相談や指導などがあります。
高齢者の課題に応じ、地域包括支援センター、保健センター、訪問看護ステーション、診療所・病院、歯科医院、薬局などから管理栄養士や歯科衛生士、薬剤師、保健師等が相談や訪問指導の実施があります。
≪フレイル対策は介護問題と相まって益々重視されています!≫
フレイルが要介護状態になる危険が高い状態であると同時に、適切な介入や支援を行うことで健康を維持して、自立した生活を過ごせる状態にできるからです。その結果、健康寿命をのばすことができます。
Ⅳ:フレイル予防に重要なことはなんでしょうか?
≪高齢者に発生しやすいフレイルとは?≫
適切に予防すれば日頃の生活にサポートが必要な要介護状態に進まずにすむ可能性があります。
そのため、フレイルの予防にはフレイルのメカニズム(フレイルサイクル)を良く理解し、下記の資料のように正しい支援方法を行う必要があります。
(出典:厚労省資料)
フレイルサイクル表
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53007497/picture_pc_278c0a8a4d7d2c25a52e085b63a12ef3.png?width=800)
≪フレイル予防の3つの主な内容があります≫
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53007522/picture_pc_6a50ed8ae33693319403b8a80e3f000c.png?width=800)
◆私たちができる予防に必要なことがあります!◆
バランスの良い食事と「適度な運動」が基本となり、食事の摂り方、運動の行い方を工夫することでフレイルが重症化することを防ぐことができます。
もちろん、社会参加することで多くの方との交流も重要な効果要素になります。日頃から生活習慣を考えて、健康寿命をのばしていきましょう。
伍:次回は、最終編のシニアは加齢による心身
「重症化編」【4-4】です。
【感謝】
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