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原体験ワーク|過去の自分と今の自分をリンクする

昨年、同僚から「これきっと森田くんに合うよ!!」と進められて、同僚の奥様による「原体験ワーク」に参加させてもらいました。正直、この時点では原体験という言葉すら知らない状態(事前に少し調べましたが、あまりピンときていない状態)

結果からいうと、自分の人生の目的探しにとても有効でした。

これまでも、幾度となく自己分析はやってきたつもりでしたが、そうはいっても振り返ってきたのは社会人になってからのことばかり。
原体験ワークでは、5つの切り口から徐々に幼少期にまでさかのぼっていきます。

いわば、今の自分の考え方や夢のルーツを事実ベースでつきつめていく旅

はっきり言葉では説明できないけれども、どこか確信に近い勘のようなものがある。逆に、とにかく何に対しても自信がもてない。そんな人に個人的にはおすすめな気がした体験でした。

はじまりの5つの問い

・いまやっていること
・好きなこと
・影響を受けた人
・苦手なこと
・将来やりたいこと

原体験ワークの書籍によって微妙に違うところもあるようですが、今回は上の5つの問いからはじめました。マインドマップの形でそれぞれについて、まずは自分で書き込んでいきます。

そこから少しずつ深堀り

「どうしてそれが好きなんですか?」
「いつ頃からそう思うようになりましたか?」
「その時どんな風に感じましたか?」

自分で書き込んだ後は、会話をしながらこんな感じで丁寧に深堀りしていってもらいました。こちらの回答に対して、評価したり意見したりすることもなく、純粋に事実を引き出していってもらっている感覚。和やかな雰囲気をつくってもらえていたということもあり、いろいろ聞き出されているのに、全く嫌な感じはしませんでした。

わたしの場合、一番深いところまで掘り下がったのは、好きなことのひとつにあげた「自己啓発」から。時間軸としては小学校低学年くらいまでさかのぼりました。

好きなこと
→自己啓発・セミナー参加
→エンジニアなので大きなサービスの裏側を知れたり、社会人力アップにつながったりが魅力
→会社で契約していた外部セミナーで自分で選んで参加できるのを活用
→自分に役立つかは自分で動いて自分で判断していきたい
→ただし、昔はアクティブ派というより堅実派だった
→小学3年生までは特に目立たない子
→長男で我慢が必要な場面が多く、でもそんなものだと思っていた(3人兄弟、ゼリーが2個しかないときしぶしぶ我慢の記憶あり)
→ある時(小学5年頃)からそれが苦ではなくなった
→周囲が見えはじめたのかも?(親は子供同士がいざこざしているとうんざり/悲しいという点に気づいた)
→その結果、自分の利益より大事な人の利益優先にシフト
→幼少期の父親の理不尽を反面教師に
→結果的に、決してぬるくない環境だったのが今役立っている

知らずしらずのうちによくでてくるキーワード

2時間の原体験ワークの中で、しらずしらずのうちによく使っているキーワードというのも見えてきました。私の場合は「実験」「人」でした。たしかにそうそうと思ってしまったのをよく覚えています。特に「人」に関しては、幼少期のエピソードと、それに紐づく考え方の変化の結果だったんだなと納得するとともに、深く自分の中に刻まれているゆるぎないベースであるため、今後もそれに基づいてやっていってよさそうだという疑いようのない自分だけの自信になりました。

そして最終結果

①コンピタンス(行動特性)
・まず実験してみる
・俯瞰してスポットライトが切り替わる
②イメージ
・変な人(自分では)、前しか向いていない
・周囲から目をかけてもらえる
 (やることをやっているから、周囲が認めてくれる。嫌なこともやってくれているからなんじゃないか?)
・前へ進む人
・人との縁、つながりを大切にする
③価値基準
・物事より人
・お金より人
・実験してみる、体験から伝えていく
・場づくり、場の役割に興味を持つ
・逃げないから周囲からも認めてもらえる(上司に対しても)

こんな形でまとめてもらいました。
わたしを知る親しい人から見てどうかという観点でも、ぜひ意見を聞いてみたいところではありますが、わたしはこんな人ですと言えるものだと思います。

原体験ワークを体験してみて

今回実際に体験してみて気づいたことが2点あります。

・自分を既に持っている人にはその自分へのさらなる裏付けを、自分がまだよく分かっていない人には事実に基づいた確かな気付きが得られる

・自分だけの根拠/ルーツは、他の誰からも侵害されようがない確実なものであり、絶対に知っておく価値がある

皆さんは、どこまで自分をさかのぼって自己分析したことがありますか?

これから就職しようとしている大学生、今の働き方/職場がちょっと違うなと思ってきている社会人、起業しようと思っている人、子育てなどライフスタイルの変化の帰路に立っている人、次の方向をなんとなくで決めてしまう前に、一度こうして自分自身を事実ベースでできるだけ昔までさかのぼってみることをおすすめします。

ご興味ある方は下記からどうぞ。


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