【子宮筋腫の手術をしました】その5

内臓のない痛み

背中の痛み止めが聞いていた頃は表面的な痛みを感じていました。腹腔鏡手術なので傷は3箇所。3cm、2cm、1cmくらいの小さいものです。切られた表面の傷から奥に向かっての痛みます。ナイフで刺されたときってこんな感じなのでしょうか?
痛み止めが外されてからは下腹部が痛い。子宮があった部分に重く熱いものがあってそれがずっと痛いのです。点滴の痛み止めを打ってもらえばなんとか動けますが、痛みで冷や汗かきっぱなし。
そしてトイレが果てしなく遠く感じるのです。点滴スタンドを支えにずるずると老女のような歩き。病院の廊下が永遠に続くような感覚でした。

3人部屋だったのですが、同室の方々も同じように痛みに苦しんでいました。みんな眠れず1人が起きだすと他の人もナースコールを押したりトイレに行ったり。
「痛くて眠れませんよね…」と処方されている睡眠導入剤の確認をしたり。処方されている薬との関係か3人とも違う睡眠導入剤でした。
ここでアルコールを一口でも飲めばすぐに眠れたんだろうけど…

術後4日目に友人がお見舞いに来てくれました。
「思ったより元気そう!」の言葉にイラつきます。そんなに調子よくないんだよ!と思ったけどマンガを大量に持ってきてくれたので許す。
じわっと面白いものって術後にはあまりよくないかも。クスクス笑うだけでもお腹に響きます。

どうなることかと思った痛みはその後和らいできました。痛み止めの点滴から、座薬、飲み薬と薬も変化。座薬なんて小学生以来でしたが、ぜんぜん効かなかった…。術後しばらくは出血しています。手術時に出た血が溜まっているので出てくるらしいです。

内臓はピンク色

落ち着いた頃に先生から説明時を聞きます。その時に手術のビデオを見せてもらいました。
これがおヘソから入れたカメラで撮った動画。
子宮と卵管を焼きながら切り取っていきます。血はあまり見えません。画像が鮮明すぎるせいかグロさは一切ありません。それでも苦手な人は見られないかもしれませんが。
内蔵ってきれいなピンク色!新鮮なホルモンってだからピンクなのですね。
切り取った子宮は膣から取り出し縫い込みます。
「フタしないと内蔵落ちるからね」
先生の説明。内蔵落ちるって…ちょっと怖い。

腹腔鏡手術は軽いと思い込んでいたのですが、内蔵取っているんだからそりゃ痛いよね。
「おヘソは綺麗に洗ってくださいね」と言われましたが、触ると痛い。中に血が溜まっいたり、臍の管が癒着して再治療しなければいけないこともあるそうです。
術後にいろいろと人体の不思議を感じました。

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