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孤独はおそろっち!

春眠、暁を覚えず。


春ですねえ、なんだか起きる時間がゆっくりになっています。
いつまでも寝ていたいと思うのは春のせいにしていいのでしょうか。


ちょっと昔の話、スナックで働いていた頃のこと。


そこはスナックのママがとっても人気者で、神奈川の僻地に位置していたものの東京からもお客さんがやってきた。
大きな会社の経営者の人から、ふらっと旅を続けている人まで老若男女たくさんの人が、70歳のママに叱られたり、癒されるためにやってきた。


そんな場所でいろんな人にいろんな人生のアドバイスをもらった。
その人たちが一生懸命生きてきた物語のエッセンスを少しだけ分けてもらっていた。


本当に、1人として同じ人はいなくて、みんながひとりで自分の人生というものを孤独に生きているんだなと思った。何が正解かなんてわからなくて、うまくいったり、うまくいかなかったり、人生は気まぐれ。



そういう自分でしか背負えない責任に加えて、これまた自分でしか闘えない病気とか、トラウマみたいなものをさらにぶら下げながら、ひとりひとりが生きているんだと感じた。


誰1人としてそういうものを持っていない人はいなくて、
誰もが、孤独に自分の重みを感じながら、歩みを進めていた。



それはたとえ、すぐそばに仲間がいてもだ。



温もりは分かち合える。でも孤独は分かち合えない。
でも孤独はみんなが持っている。だから分かり合える。


いつもビール瓶片手にカウンター越し、そんな風にみんなの話を聞いていた。


でも、孤独だからってひとりだというわけではない。
自分の孤独の深さに、きっと誰も自分のことをわかってくれないんじゃないかって思えるかもだけど、そんなことないよ。


ちゃんとみんな同じように苦しんでいる。
孤独と向き合っている。


そういう事実にすごく勇気づけられていました。


一緒にいればきっと大丈夫だね。


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