【話し方】話し方は相手のNHKによって変化させるとうまくいく
NHK? あの民間放送局の?
いやいや違います。
話し方のNHKです。
これは、私がグロービスのクリティカル・シンキングの授業の中で教わったことなのですが、
N・・・認識
K・・・関心
H・・・反応
のことを指しています。
覚えやすくて、意識しやすいので、
その授業以来、人前で話すときにこのNHKを意識するようにしています。
どんな点に気をつけているかといことをまとていきましょう!
◇今日のPodcast&Youtube
今日の記事を音声と動画で配信しております。
◇1、N(認識)相手は今から話すことをどれだけ知っているか?
まずここです。
私は普段、株式投資スクールという、社会人向けの資産運用のスクールで講師を担当させてもらっています。
株式投資スクールのカリキュラムは素晴らしいカリキュラムで、教科書を読み込むだけでも素晴らしい知識とスキルのヒントを得られると感じます。
私は、そのヒントをわかりやすく提示し、受講生が実際に行動につながるような役目を担当しています。
中には、本当に熱心な受講生がいて、繰り返し多くの授業に参加される方もいらっしゃいます。
とてもすごいなと思う一方で、短期間で同じ授業を何度も聞いていただくので、知っている内容も多く含まれるのか、授業後アンケートには、
「知っている内容ばかりでした。」
との意見をいただくことも。。。。
この時、正直いえば、「お笑い芸人ではないので・・・」
みたいないことは考えたりもしてしまいますが、でもこの人に対する認識をこちらがしっかりと把握できていないことだと思いました。
ですが、ただ単にこの人のために授業を難しくすれば良いというわけでもありません。
1対Nの授業の中には、参加者に多様性があります。
認識の深い方もいれば、初の受講でまだ認識のない方もいる。
そういった方全員に納得していただく話を考えていかなければなりません。
具体的に私が考えていることは、
基本的には、初心者の方にもわかるような内容にしつつ、経験者向けの話を時折織り交ぜんることによって、経験者にとっても有益な時間にするように心がけています。
まず、みなさんが話す場面を想定したときに、聴衆の方が、今から自分の話す内容について、どの程度の認識を持っているのかを意識してみてください。
もしも、社内の会議のように認識が深いメンバーが多いのであれば、初歩的な前提は省き、最初から深い話を多く混ぜることで聞いてもらえるようになるし、
認識が浅いメンバーが混ざるのであれば、前提からしっかりと優しく話しつつ認識の深いメンバーについてもフォローしていく必要があります。
まず1つ目。「認識」を意識していきましょう!
◇2、H(反応)みんなの反応が取れているか?
次に意識したいことは、聴衆のH(反応)です。
これも私の株式投資スクールの授業の例でお話をすると、
私が後から振り返って良い授業だったと思える授業。
私の場合は、「笑いが取れた授業」です。
もちろん笑いを取ることが主目的ではなく、株式投資を学び、実行し、学んだ方の成果につなげていくことが私の場合の主目的です。
ですが、そのときに「笑い」を取れているか?が鍵になっています。
それは、私の話に「反応」してもらえていると一番わかり易い証拠だからです。
お笑いを専門的に勉強したわけではないのですが、50人から100人に対して話していて笑いを取るのはそこまで簡単なことではありません。
だから、みんなが笑ってしまうような話ができるということは、その後の話も自然と聴衆の耳が自分の方向を向いてくれるものです。
もちろん反応を取る方法は笑いだけではありません。
声の抑揚や、動作、表情、話の構成次第で相手の反応は大きく変わってきます。ぜひ前回の記事も参考にしてみてください。
◇3、K(関心)相手へのメリットの提示ができているか?
最後に意識したいポイントは、K(関心)です。
関心のない話を長くされるときほど、退屈な時間はありません。
正直、
「これってなんの役に立つんだろう?」
みたいな経験、高校ぐらいの数学とかで経験したことないですか?
「こんな公式、多分生活のなかで使わないし」
とか。
もちろん数学を話すわけではないので、ハードルはもう少し低いと思いますので安心してくださいね。
ですが、常に相手に関心を持ってもらっていなければ、あなたの話がみんなの耳に入り、脳に残ることはないでしょう。
そのためにできることは、
最初に自分の話を聞くメリットの提示をすることがとても重要です。
その上で、N(認識)を把握して、H(反応)を見ながら、メリットの根拠を飽きさせないうちにわかりやすく提示していくことが大切です。
例えば、会社内の全体MTGでの部署間の発表。
正直、自分に関係ない部署の報告ってあまり聞こうとは思わないですよね?
それを、
「では、◯◯チーム発表します。みなさんのおかげで無事に目標を達成することができました。ありがとうございます!その成功要因が3つあります。さらにそこから見えてきた全部署に関係する改善点が2つあるので、そちらについても共有していきますね」
と冒頭に言われれば、
「目標達成のための3要素?」
「自分たちにも関係する改善点が2つ?」
目標を達成するという目標は社員にとって共通のことですし、成功要因や成功者からの意見であれば聞いてみたいと思う方も多いのではないでしょうか?
加えて、3つや2つという数に区切りを設けることで、
聞けそう、わかりやすそうと思わせ、飽きさせない効果があります。
ぜひ3つ目のK(関心)まで意識して話をしてみてください!
◇まとめ
いかがだったでしょうか?
今日は、話し方の場面で意識したいNHKについてお話をしていきました。
今日のポイントとしては、
・聴衆の認識を把握して内容を構成しよう
・反応を見ながら聞いてもらえるような動作を選択しよう
・相手へのメリットを提示して、常に関心を持ってもらえるようにしよう
の3つでした。
今日から、NHK覚えて使ってみてください!
◇最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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