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【話し方】【読書】言葉にできるは武器になる

みなさんこんにちは。

毎週月曜日は、話し方について考えていきたいと思います。

その上で、とても良い書籍があるので、今日は、


電通のコピーライターである梅田悟司さん著
「言葉にできるは武器になる」を題材に、考えていきたいと思います。

この本は全部で3章構成になっているんですが、特に1章、始めの方にとにかくすごいので、それをピックアップしていきます。

◇今日のPodcast

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◇1、伝わり方のレベルの4段階

「部下に前に言ったことが、いまも出来ていない」
「夫に言ったことがなかなかやってもらえない」

なんてことよくありませんか?

実は、言葉の伝わり方には、
4段階のレベルがあります。

それが、こちらの4つ。

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この4つに対して、横のワードは、聞き手の気持ちを書いています。

この4段階において、重要な分岐点があります。どこだと思いますか?


それはこちらです。

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3の納得と4の共感・共鳴の間には、

行動をするか、しないか。

の差があります。

そうですよね。納得してもなかなか行動まで至らないですが、共感までできれば自分も行動しようと思えると思うんですね。

では、どうすればこの伝わり方をあげることができるのでしょうか?

◇2、内なる言葉に目を向けているか?

この本には、言葉には2種類あると表現がされています。

それは、

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①頭の中にある自分の内なる言葉と②外に向かう言葉の2つです。

みなさんの中にも、「話し方」を題材にした本や商材、セミナーなどを試してみて、思うように効果が出なかった、という経験ありませんか?

実はこういった商材の殆どが、②の外なる言葉に注目をしたテクニックを中心に紹介しているものばかりです。

たしかに、外なる言葉の中には、
スピードや強弱、間や言葉の抑揚など、テクニックはたくさんあります。

ですが、こうったテクニックだけでは限界があります。

それは、内なる言葉と外なる言葉が揃っていないことが多いためです。

◇3、内なる言葉が育てば、伝わり方のレベルが上がる

想像してほしいんです。

会社の全体会議で社長が社員の前でスピーチをします。
会社の全体会議ですので、社長が成すべき目的は、
社員の志気を高め、新たな行動へのモチベーションを高めることでしょう。

例えば①と②でみなさんだったらどちらがいい話に聞こえるでしょうか?

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いかがでしょうか?

どう思うかは別として、①の社長のほうがきれいなことを言っていて、気持ち的に楽だし、実際に否定を無くして効果が出るなら実践したいと思う方もいるのではないでしょうか?


ですが、会議後にこんな姿をそれぞれ見てしまったらいかがでしょうか?

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もしも、①の社長がこのセリフを言っていたらどう思いますか?


全体会議では、あんなに否定をしないことを強調していたのにも関わらず、個人に対しては「否定」のオンパレード。

これを見たあなたの志気は高まるでしょうか?
モチベーションがあがり、売上をあげるための行動をするでしょうか?


むしろ逆ですよね。
全体会議で言っていることには不信感を覚え、
志気は下がり、ひどい方はすでに転職を検討している方もいるかも知れません。

これは結局、

内なる言葉と外なる言葉の違いがこの不信感が生んでしまうのです。

冒頭お伝えした伝わり方の4段階をあげるための最大の方法はこの

内なる言葉と外なる言葉を一致させる、
そのためにまずは内なる言葉を育てるということなのです。

そう考えると、先程の②の社長は、

全体会議でも「売上主義」、個人を捕まえても「売上主義」ですので、内容はさておき内なる言葉と外なる言葉は一致していることになり、少なからず綺麗事を言っているわけではなく、行動につながることも多いのではないでしょうか?

このように、内なる言葉と外なる言葉の不一致は、言葉の信頼を毀損させ、言葉が軽くなったり、相手の行動を変えるどころではなくなってしまいます。

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みなさんの周りにも、綺麗事ばかりを並べ、聞こえは良いが信頼が低い人いませんか?

では何ができるのか?それは「外なる言葉」として変換して発する前に、「内なる言葉」と向き合い、「内なる言葉」を育てていくことが必要であると筆者は語ります。

◇4、どうすれば「内なる言葉」を育てることができるのか?

私達の脳の中には、内なる言葉が存在します。何をするにも頭の中で自然と「言葉」を使って思考していると思うんですね。

ですがそれは、「言葉」というには不完全です。

単語だけであったり、接続詞が不十分であったりすると思うんです。


内なる言葉を鍛えようと思ったら、この単語だらけの言葉をしっかりと言語化することが最も有効であると筆者は語ります。

よく使う言葉として、「やばい」とか「かわいい」などの言葉を思いついたときに多くの人は何がどうやばいのか、可愛いのかを説明できる人は少ないと思いますが、

こういったときに明確に言語化しておくことで、自然と内なる言葉を鍛えていくことになります。

そこから変換された外なる言葉には、明確で相手に伝わりやすくなっていくことになります。

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もちろんそこから先の「外なる言葉への変換」には様々なテクニックが存在します。

それはこの本にも、私のnoteの中にもあるのでぜひ読んでみてみもらいたいのですが、まずはこの「内なる言葉を育てる」ということが最も大切なポイントになります。

◇まとめ

いかがだったでしょうか?

今日のまとめとしては、

・まずは自分の内なる言葉に耳を傾ける
・次に自分の内なる言葉を鍛える
・最後に、外なる言葉に変換する

このプロセスを踏むことは、一見遠回りに見えて、
実は効果を考えると近道であると筆者が言っています。

こういった言葉のトレーニングは、一度身につけてしまうと一生使えるスキルだからです。

気がつけば、私自身も自然とのこの行為を続けて来た結果、5年間講師を続けられてきたんではないかと思いました。

また、こういったことを体系的に理解することで、これからもっと自身の講演、スピーチに磨きをかけていきたいと思います。

ぜひみなさんも自分の内なる言葉と向き合ってみてください。

◇最後に


最後まで読んでいただきありがとうございます!
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