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落語鑑賞メモ

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自分が参加した寄席、落語会についての投稿
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2016年9月の記事一覧

落語なじみ亭

2016年9月24日 第80回「落語なじみ亭」 (神田連雀亭)

開口一番 立川 幸之進 「目黒のさんま」

立川談幸 「高砂や」

立川談幸 「親売り」

 仲入り

立川談幸 「死神」

 「親売り」という噺は初めて聴いた。「死神」は正統的な流れの中に独特なくすぐりが時々入り、また落ちもひとひねりがあってとても面白かった。

立川笑二 月例独演会

2016年9月21日 立川笑二 月例独演会 (上野広小路亭)

 「親子酒」「百川」(仲入り)「茶の湯」の三席。「百川」と「茶の湯」はネタおろし。どれも良かったが、特に「親子酒」の母親の呼び方が変化するところ、沖縄の歌を歌って噺の中に笑二さん自身が顔を出すところ、「茶の湯」の定吉が暴挙に出る部分などが独特で印象に残った。

 まくらの自炊を始めた話、FB友達になった沖縄の女性から沖縄での落語会開催

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2016年9月18日 扇辰・喬太郎の会 (国立演芸場)

 「穴どろ」と「悋気の火の玉」がネタおろし。古典風新作の「三番蔵」が一番良かった。

寸志ねたおろし+

2016年9月14日 第四回 寸志ねたおろし+ (お江戸日本橋亭)

開口一番 立川うおるたー 「狸の鯉」

立川寸志 「千早振る」

立川寸志 「禁酒番屋」

 仲入り

立川寸志 「不動坊」

 「千早振る」と「不動坊」が初演とのこと。

 「千早振る」のまくらではNHK新人落語大賞の予選に参加した話をたっぷりと。とても面白かったのだが、後の二席の時間が少なくなってしまったのが少し残念。

井上新作落語「みつぼし」

2016年9月10日 井上新作落語「みつぼし」 (らくごカフェ)

春風亭朝也 「殿様いらず」

林家たけ平 「わけあり長屋」

桂夏丸 「みちばた詩人」

 仲入り

たけ平・朝也・夏丸 トーク

 落語作家の井上新五郎正隆氏の新作落語三席を三人の落語家が根多下ろしするという会。会のしおりで井上さんは「落語作家に大切なことは、台本を託した落語家の芸に惚れ、信じること。落語家が台本から噺をいかに直

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こはる・小辰の秋の夜噺

2016年9月4日 こはる・小辰の秋の夜噺 (食堂ピッコロ)

トーク 立川こはる/入船亭小辰

立川こはる 「権助提灯」

入船亭小辰 「野ざらし」

 仲入り

入船亭小辰 「藁人形」

立川こはる 「目黒のさんま」

 食堂ピッコロの会には初めて参加した。お客さんは常連かつ謝楽祭帰りの方が多いようだった。

 トークはお互いの欧州旅行の話や一緒に扇辰師匠の稽古を受けた話などで盛り上がり、かな

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隅田川馬石独演会「怪談乳房榎」

2016年8月31日 隅田川馬石独演会「怪談乳房榎」 (日本橋社会教育会館ホール)

開口一番 桃月庵はまぐり 「手紙無筆」

隅田川馬石 「怪談乳房榎(おせき口説き)」

 仲入り

隅田川馬石 「怪談乳房榎(重信殺し)」

 二夜連続で兄弟弟子が師匠から習った同じ噺を演じるのを聴き比べようという面白い企画。私は二日目の馬石師の会だけ参加した。

 他のお客さんの話を聞いていると、会の趣旨を理解

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