井上新作落語「みつぼし」
2016年9月10日 井上新作落語「みつぼし」 (らくごカフェ)
春風亭朝也 「殿様いらず」
林家たけ平 「わけあり長屋」
桂夏丸 「みちばた詩人」
仲入り
たけ平・朝也・夏丸 トーク
落語作家の井上新五郎正隆氏の新作落語三席を三人の落語家が根多下ろしするという会。会のしおりで井上さんは「落語作家に大切なことは、台本を託した落語家の芸に惚れ、信じること。落語家が台本から噺をいかに直しても、信じた落語家に全てを任せる。」と書いている。
普段古典が多い朝也さんとたけ平さんには古典風の噺、夏丸さんはリクエストにより芸協新作風の噺だったが、どれも面白かった。
トークでは台本を基に作者と落語家で打ち合わせて内容を修正したが、その修正版からも今日は変わってしまったと話していた。
根多下ろしなので、今後も演じられることがあれば内容も変化していくのだろうが、今回は「殿様いらず」が一番完成度が高く、元台本にも近いのではないかと思った。