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落語鑑賞メモ3

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2024年5月の記事一覧

いぶし銀の会

いぶし銀の会

2024年5月27日 いぶし銀の会 (らくごカフェ)

 ほぼ隔月で開催される蜃気楼龍玉師匠の独演会です。
 演目は「夏泥」、「駒長」、仲入り、「白ざつま」でした。
 龍玉師匠らしい三席を楽しみました。
 「夏泥」に入る前が泥棒の小話ではなく、初めて聴く実話を基にしたまくらだったのが新鮮です。
 「駒長」を聴くのは四回目ですがいずれも龍玉師匠です。
 「白ざつま」では番頭とのやりとりや亡くなったと

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立川談幸 独演会

立川談幸 独演会

2024年5月25日 立川談幸 独演会 (ムーブ町屋ムーブホール)

立川幸路 「金明竹」
立川談幸 「品川心中(通し)」
 仲入り
江戸家まねき猫 動物ものまね
立川談幸 「百年目」
  下座:鶴田やよい

 談幸師匠の後援会・幸縁会主催の独演会です。
 「品川心中」の通しは久々に聴きました。
 「百年目」は私は初めて聴く演出も織り込まれた約50分で、感動しました。
 まねき猫さんの河童をキーワ

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市童會

市童會

2024年5月23日 市童會 (内幸町ホール)

柳亭市助 「狸の鯉」
柳亭市童 「七段目」
柳亭市童 「甲府ぃ」
 仲入り
柳亭市童 「居残り佐平次」

 来年春に真打に昇進することが最近発表された市童さんの独演会です。まくらで一週間前に市馬師匠から電話で連絡がきたときの様子も語っていましたが、こちらまで幸せな気分になりました。
 「七段目」は鳴り物入りで、歌舞伎もよく勉強している市童さんの力を

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落語けもの道

落語けもの道

2024年5月19日 落語けもの道 (ばばん場)

三遊亭青森 前説
柳家あお馬 「らくだ」
 仲入り
あお馬・青森 トーク
三遊亭青森 「景清」

 青森さんがゲストと落語についての芸談をする会の第1回です。
 ゲストは同期のあお馬さんです。
 トークは青森さんが投げ込む玉をあお馬さんがまともに打ち返していない感じであまり噛み合いませんでした。

立川寸志・真打昇進カウントダウンシリーズ・第1回

立川寸志・真打昇進カウントダウンシリーズ・第1回

2024年5月18日 立川寸志・真打昇進カウントダウンシリーズ・第1回 (九段下・鶴めいホール)

立川寸志 オープニングトーク
立川のの一 「狸札」
立川寸志 「鮫講釈」
 仲入り
立川談四楼 「一文笛」
立川寸志 「品川心中」
 真打認定証回収
立川寸志 アフタートーク
 認定証集計結果発表

 寸志さんの『通算1000人様のお認めで真打になります』企画が始まりました。毎回お客さんに真打認定証

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立川寸志トリ噺五十席

立川寸志トリ噺五十席

2024年5月15日 立川寸志トリ噺五十席 (アートスペース兜座)

 寸志さんが真打昇進を見据えてトリ噺を磨く会です。
 演目は「愛宕山」、仲入り、「百川」という季節の噺です。
 主力演目の中に入りそうな二席を楽しみました。

三春の会

三春の会

2024年5月12日 三春の会 (梶原いろは亭)

立川幸路 「初天神」
桂扇生 「百川」
 仲入り
初音家左橋 「紙屑屋」
立川談幸 「安兵衛狐」
扇生・談幸・左橋 トーク

 年4回開催される扇生・談幸・左橋の会です。
 今回も円熟の三席を楽しみました。
 「紙屑屋」でものまねのコツを教える本が出てきた設定で左橋師匠が披露した鶯を始めとする動物ものまねは見事でした。

青森一万席

青森一万席

2024年5月10日 青森一万席 (スタジオフォー)

 スタジオフォーでの三遊亭青森さんの独演会 第二回です。
 演目は「八九升」、「死神」、仲入り、「松曳き」でした。
 「八九升」は圓生→円丈→青森という系譜ですが、特有のまくらの小話と本編の合間に、圓生師匠は弟子に最初に教える噺がこれだったこと、円丈師匠に教わったときの逸話、なども語りました。
 青森さんの「死神」は改作で、人間の心を弄ぶこと

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すがも巣ごもり寄席Special

すがも巣ごもり寄席Special

2024年5月5日 すがも巣ごもり寄席Special (スタジオフォー)

三遊亭ごはんつぶ 「DJ寿限無」
古今亭佑輔 「寝子・序」
 仲入り
神田鯉花 「山内一豊 出世の馬揃い」
春風亭朝枝 「化け物使い」

 改作・創作怪談・講談・古典とバラエティーに富んだ四席を楽しみました。
 吉笑さんの「ぷるぷる」を聴いたときにアイデアとともにぷるぷるしゃべりの技術に感心したように、「DJ寿限無」のボイ

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立川談幸独演会

立川談幸独演会

2024年5月4日 立川談幸独演会 (道楽亭)

立川幸弥 「お見立て」
立川談幸 「高砂や」
 仲入り
立川談幸 「らくだ」

 道楽亭での談幸独演会 第21回です。
 談幸師匠の「らくだ」は軽妙で楽しく、酔った屑屋の語りとその後の展開が初めて聴く独自の演出でした。

雲古塾

雲古塾

2024年5月2日 雲古塾 (日本橋社会教育会館ホール)

桃月庵ぼんぼり 「手紙無筆」
桃月庵こはく 「電話の遊び」
五街道雲助 「汲み立て」
 仲入り
三遊亭青森 「もう半分」
雲助塾長、塾生:こはく・青森 噺のうん蓄

 雲助師匠が持ちえたる噺の見識を後世に伝承しようと開講した雲助による古塾『雲古塾』(うん・こじゅく)の第1回です。今回のテーマは鳴り物入り(電話の遊び)と芝居がかり(もう半分

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すがも巣ごもり寄席

すがも巣ごもり寄席

2024年5月1日 すがも巣ごもり寄席 (スタジオフォー)

柳家小太郎 「家見舞」
一龍齋貞奈 「細川茶碗屋敷由来」
笑福亭希光 「貧乏神」

 若手の三席を楽しみました。
 先日テレビで観た枝雀師匠の爆笑版「貧乏神」とは味わいが違いますが、希光さんの落ち着いた語り口も魅力的です。

雲助・龍玉 親子会

雲助・龍玉 親子会

2024年4月30日 雲助・龍玉 親子会 (日本橋社会教育会館ホール)

隅田川わたし 「堀之内」
蜃気楼龍玉 「親子酒」
五街道雲助 「町内の若い衆」
 仲入り
五街道雲助 「真景累ヶ淵 豊志賀」
蜃気楼龍玉 「真景累ヶ淵 お久殺し」

 オフィス10の8周年記念公演の一つとして仲入り後は「真景累ヶ淵」のリレーです。
 「宗悦殺し」と「豊志賀」は何回か聴いていますが、「お久殺し」は初めて聴くこと

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