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落語鑑賞メモ3

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2022年1月の記事一覧

ひぐらし寄席

ひぐらし寄席

2022年1月30日 ひぐらし寄席 (日本橋社会教育会館ホール)

桃月庵あられ 「時そば」
隅田川馬石 「粗忽の使者」
 中入り
隅田川馬石 「二番煎じ」

 馬石師匠の表情豊かな二席を楽しみました。
 「二番煎じ」は、夜回りを二組に分けるのではなく一組だけなど、よく聴く型とは違う演出がいくつかありました。

白鳥・三三 二人会

白鳥・三三 二人会

2022年1月28日 白鳥・三三 二人会 (北とぴあ つつじホール)

白鳥・三三 オープニングトーク
三遊亭白鳥 「夢金」
 中入り
柳家三三 「メルヘンもう半分」(白鳥作)
白鳥・三三 アフタートーク

 白鳥師匠プロデュースの会で、今回は三三師匠が白鳥作の新作を、白鳥師匠が古典をやる趣向です。
 とは言っても「夢金」は完全に白鳥噺になっていたし、「メルヘンもう半分」も随所に古典風味が感じられ

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立川笑二 月例独演会

立川笑二 月例独演会

2022年1月19日 立川笑二 月例独演会 (お江戸上野広小路亭)

 演目は「大工調べ」、「黄金餅」、仲入り、「鼠穴」です。「大工調べ」は前半部分だけだったものの今回は大きめの噺三席でした。
 特に「黄金餅」と「鼠穴」には独自の凄みのある演出があります。

渋谷らくご

渋谷らくご

2022年1月17日 渋谷らくご (ユーロライブ)

三遊亭兼太郎 「元犬」
弁財亭和泉 「コンビニ参観」、「箱の中」
蜃気楼龍玉 「真景累ヶ淵 豊志賀」

 いつもは四人の出演者が各30分の持ち時間の渋谷らくごですが今回は三人で、トリの龍玉師匠が客電を落とした中で「豊志賀」を60分たっぷりとでした。

新春談笑ショー

新春談笑ショー

2022年1月16日 新春談笑ショー (国立演芸場)

開口一番 立川笑王丸 「道具屋」
立川吉笑 「ぷるぷる」
立川談笑 「湯屋番」
 仲入り
富山の笑い売り(笑二・談洲) 漫才
大喜利
 司会:談笑 回答者:吉笑・笑二・談洲・笑えもん 雑用:笑王丸

 新春の談笑一門会に初めて参加しました。
 吉笑さんの「ぷるぷる」は初めて聴きましたが、発想も吉笑さんらしいですが、なによりぷるぷるしゃべりの技

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白鳥の巣

白鳥の巣

2022年1月10日 白鳥の巣 (スタジオフォー)

 演目は「スーパー寿限無」、仲入り、「黄昏のライバル~師匠追悼編」でした。
 一席目は長めの爆笑まくらに続いて、円丈師匠の「新寿限無」の概要説明から、それに対抗して創ったという「スーパー寿限無」でした。
 仲入り後は、あぶないくすぐりをちりばめながら円丈師匠とのエピソードをたっぷり語る「黄昏のライバル~師匠追悼編」でした。円丈師匠が亡くなられて

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立川談幸独演会

立川談幸独演会

2022年1月15日 立川談幸独演会 (道楽亭)

立川幸路 「桃太郎」
立川談幸 「黄金の大黒」
 仲入り
立川談幸 「富久」

 「黄金の大黒」は前座のときに覚えて二ツ目の最初の頃はよくやった噺の蔵出しだそうです。
 仲入り後は「富久」の熱演を堪能しました。

ばばん場杮落公演

ばばん場杮落公演

2022年1月14日 ばばん場杮落公演

春風亭朝枝 「金明竹」
桃月庵白酒 「厩火事」
 仲入り
古今亭菊之丞 「芝浜」

 高円寺のノラやさんが高田馬場に新しく開場した演芸場ばばん場の杮落公演初日に参加し三席を楽しみました。
 高田馬場は高円寺よりも近くて参加しやすいので今後の番組にも期待です。

馬石十八番独演会

馬石十八番独演会

2022年1月9日 馬石十八番独演会 (日本橋社会教育会館ホール)

桃月庵あられ 「松竹梅」
隅田川馬石 「たらちね」
隅田川馬石 「初天神」
 仲入り
隅田川馬石 「文七元結」

 仲入り前の馬石師匠独自のおかしみがある二席を楽しみ、仲入り後はネタ出しされていた「文七元結」をときに涙をぬぐいながら堪能しました。
 この会は今回を第一回として、ネタ出し一席とその他二席という構成で毎月続けていくそ

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二ツ目の会

二ツ目の会

2022年1月4日 二ツ目の会 (道楽亭)

三遊亭遊七 「七草」
桃月庵白浪 「粗忽長屋」
 仲入り
立川寸志 「片棒」
柳家やなぎ 「寿限無」

 遊七さんの「七草」は初めて聴く噺でした。
 白浪さんの「粗忽長屋」は後半が独自の展開です。
 寸志さんはトリに時間を残すためか短縮版の「片棒」でした。
 やなぎさんの「寿限無」は長い名前を付けられた男の波乱の半生を描いた壮大な噺です。