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落語鑑賞メモ3

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2019年12月の記事一覧

独鈴聖夜裏恋噺

2019年12月25日 独鈴聖夜裏恋噺 (神田連雀亭)

 隔月で行われる「連雀亭を楽しくする集い」の第9弾です。
 笑福亭羽光さんが都合が悪くなり、立川寸志さんが代演でした。
 今回は独鈴聖夜裏恋噺(しんぐるべるくりすますうらろまんす)と銘打って、クリスマスの夜にひとりの人々集まれという会でしたが、見事に単独のお客さんばかりでほぼ満席。高座も熱演が続いて盛り上がりました。

談吉百席 第35回

2019年12月21日 談吉百席 第35回 (池袋東口GEKIPA)

 隔月で開催される立川談吉さんの会です。
 冒頭で、渋谷らくご創作大賞を受賞した報告と、これまで談吉さんが創った噺の概要紹介がありました。大賞受賞作品「生モノ干物」も今回二席目にやった「仏四噺」も談吉さんの独特の感性があふれる作品です。
 今年最後の談吉百席を「鼠穴」で締めた後、プレゼントの抽選会もありました。
 贅沢を言えば

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桂宮治・三遊亭わん丈 二人会

2019年12月17日 桂宮治・三遊亭わん丈 二人会 (道楽亭)

桂宮治 「権助魚」
三遊亭わん丈 「矢橋船」
 仲入り
三遊亭わん丈 「三方良し」
桂宮治 「プレゼント」

 「権助魚」以外の三席は初めて聴く噺でした。
 「プレゼント」は、宮治さんの化粧品販売員の経験を存分に生かしたストーリーで、前半は多いに笑わせて後半は泣かせる人情噺でした。

落語なじみ亭

2019年12月14日 第96回 落語なじみ亭 (浅草ことぶ季亭)

立川幸平 「芋俵」
立川談幸 「恋根問」
立川談幸 「御神酒徳利」
 仲入り
立川談幸 「淀五郎」

 ほぼ隔月で開催される談幸師匠の会です。
 今回も安定の三席を堪能しました。
 「淀五郎」の仲蔵が淀五郎に諭す場面は感動的で、談幸師匠がお弟子さんに対する時もこんな感じなんだろうか、などと想像しました。

粋歌の新作コレクション 2019 冬

2019年12月11日 粋歌の新作コレクション 2019 冬 (内幸町ホール)

 広瀬和生氏プロデュースの三遊亭粋歌さんの会です。
 「嫁の話がつまらない」は、粋歌さんが新婚の橘家文吾さんに当て書きした噺で、楽屋には文吾さんも勉強に来ているとのことでした。
 「ラジオデイズ」は古今亭駒治師匠作です。
 毎回人気の真打がゲストなのもこの会の特徴で、今回は柳家花緑師匠。粋歌さんはまくらで、20代前半

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「なかの芸大 落語研究部」

2019年12月8日 「なかの芸大 落語研究部」 (なかの芸能小劇場)

桂竹千代 「(課長と部下二人の飲み会の話)」
三遊亭わん丈 「だくだく」
立川寸志 「黄金餅」
 仲入り
「実踏! 黄金餅~切絵図で歩く江戸の町」
 発表者:寸志  聞き手:竹千代、わん丈

 三席の落語の後、一人が落語に関連した話題について研究結果を発表し、他の二人が聞き手として茶茶を入れるという会の第3回です。
 今回は

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シェアする落語 第26回

2019年12月7日 シェアする落語 第26回 桂三四郎 (深川東京モダン館)

 参加した皆で落語の楽しさをシェアし、終わってからはその楽しさをSNS等で世間にシェアしようというシェアする落語の第26回、今回の出演者は桂三四郎さんです。
 写真撮影が可能な、主宰者 四家さんとの対談があるのもこの会の特徴です。対談では、三四郎さんが東京の落語界でいえば真打レベルに達していること、弟子入り志願者につ

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第64回 話芸に親しむ会

2019年12月6日 第64回 話芸に親しむ会 (北沢地区会館)

 毎月第一金曜日に開催される古今亭菊龍師匠の稽古会です。
 今回の演目は「寝床」と「かぼちゃ屋」。「寝床」は初めて聴く描写やくすぐりも入ってたっぷり50分楽しみました。

菊龍師匠のブログ
http://nukikiuti-no-ryu.seesaa.net/article/471752887.html

「三遊亭粋歌の新作びゅーびゅー」

2019年12月1日 「三遊亭粋歌の新作びゅーびゅー」 (らくごカフェ)

三遊亭粋歌 「嫁の話がつまらない」
三遊亭粋歌 「働き方の改革」
 仲入り
三遊亭粋歌 「ラジオデイズ」

 らくごカフェでの粋歌さんの新作落語の会の第三回です。
 「嫁の話がつまらない」は橘家文吾さんのために作った噺で、ご自身がやるのは二回目とのこと。
 「働き方の改革」は寄席などでもできるようにした短縮版でした。
 こ

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