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落語鑑賞メモ3

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2019年5月の記事一覧

立川笑二 独演会

2019年5月26日 立川笑二 独演会 (お江戸上野広小路亭)

立川笑二 「転失気」
立川笑二 「宿屋の仇討」
 仲入り
立川笑二 「牡丹灯籠 お札はがし」

 「転失気」は笑二さんらしいひねりが軽く入って爆笑でした。
 「牡丹灯籠 お札はがし」はまくらから伏線が仕込まれ、山本志丈に注目した工夫が炸裂していました。

立川談幸独演会

2019年5月25日 立川談幸独演会 (ムーブ町屋ムーブホール)

開口一番 立川幸七 「牛ほめ」
立川吉幸 「元犬」
立川談幸 「木乃伊取り」
 仲入り
コント青年団 (医者と葬儀屋の爆笑コント)
立川談幸 「八五郎出世」
 (下座 鶴田やよい)

 これまで立川談幸独演会に参加したときは、開口一番のあと談幸師匠が三席というスタイルでしたが、今回は真打昇進披露興行中の吉幸師匠とコント青年団がゲス

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立川笑二・桃月庵こはく 二人会

2019年5月18日 立川笑二・桃月庵こはく 二人会 (道楽亭)

立川笑二 「かぼちゃ屋」
桃月庵こはく 「笠碁」
 仲入り
桃月庵こはく 「つる」
立川笑二 「お直し」

 前座のはまぐり時代は何回か聴きましたが、二ツ目のこはくさんになってからは初めてです。ねたおろしだという「笠碁」はとてもよかったです。
 ねたおろしを聴いて感動した笑二さんの「お直し」をまた聴くことができました。

兼好 萬橘 二人会

2019年5月17日 兼好 萬橘 二人会 (深川江戸資料館小劇場)

三遊亭じゃんけん 「寿限無」
三遊亭まん坊 「四人癖」
三遊亭兼好 「犬の目」
三遊亭萬橘 「風呂敷」
 仲入り
三遊亭萬橘 「ろくろ首」
三遊亭兼好 「天災」

 前座も両師匠のお弟子さん一人ずつでした。
 兼好師匠の面白さは知っていましたが、萬橘師匠の独特なおかしみを改めて認識しました。

馬石 文菊 二人会

2019年5月14日 馬石 文菊 二人会 (深川江戸資料館小劇場)

開口一番 柳家小はだ 「たらちね」
古今亭文菊 「千早ふる」
隅田川馬石 「品川心中(上)」
 仲入り
隅田川馬石 「反対俥」
古今亭文菊 「質屋蔵」

 馬石師匠はまくらで、「いだてん」に落語をやっている場面で2カット出演したこと、出演を仲介した菊之丞師匠に「短くて演目がわからなかった」と言われたが「粗忽長屋」をやっていたこと

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寸志ねたおろし!

2019年5月11日 寸志ねたおろし! 第20回 (お江戸日本橋亭)

立川寸志 「羊が一匹」
立川寸志 「おすわどん」
 仲入り
立川寸志 「品川心中(上)」

 「羊が一匹」は、渋谷らくごの創作らくごネタおろしの会のために作った噺の再演とのこと。
 「おすわどん」と「品川心中」が今回初演です。
 「おすわどん」は、柳家小太郎さんから「一眼国」とのネタ交換で教わり、元は歌丸師匠→喜多八師匠→小太

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第57回『話芸に親しむ会』

2019年5月3日 第57回『話芸に親しむ会』 (北沢地区会館)

 毎月第一金曜日に開催される古今亭菊龍師匠の稽古会です。
 今回の演目は「岸柳島」と「お見立て」で、どちらも初めて聴くくすぐりも入って楽しかった。
 打ち上げでは「岸柳島」でどういうことを考えて演出の細部を決めているかの裏話もお聞きすることができました。

http://nukikiuti-no-ryu.seesaa.net/ar

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三人吉座

2019年5月1日 三人吉座 十二幕目 (藪伊豆総本店)

開口一番 柳家り助 「二人旅」
春風亭百栄 「鮑のし」
古今亭菊志ん 「粗忽の釘」
 仲入り
隅田川馬石 「八五郎出世」

 ほぼ同期だという三人の会です。
 落語の後の食事会にも残ってくださった百栄師匠は、そこでもとても楽しそうでした。