自分研究のつづき 爲末大さん式自分の取扱説明書をつくってみたら


前回の記事

を読んでくださった方々、ありがとうございました!
ぜんぜん会ったこともない人が、本当に私個人による私についてだけの8000字弱の文章を読んでくださるなんて、すごいありがたい。
読むことで収入が増えたり、専門知識が得られるような、そういうnoteではないので、読み手さんの純粋な好奇心に心が洗われる。

しょっぱなから余談だけど、
「スキ」がどんな好きなのかは気になるけど(何が・どの部分があなたにとってよかったんだろう?)、そういうぐっと来たところにマーカー引けてコメントできるような「ニコニコ動画」的な機能ってつくってもらえないのかな。

いろんなひとのnoteを読みながら、線を引きたくなって、「ここにぐっと来たひとほかにもいるよね?共感したい~」という情動に駆られる。
多分LINE漫画をはじめとするウェブ漫画にあるような、「一話ごとにコメント欄の感想込みでみんなと楽しむかたち」が好きなんだろうな。
それがより細かいポイントごとにリアクションできたら、と妄想してる。

話を本題に戻して、
今回は偶然見かけたnoteの記事で「自分の取説」について先駆者がいたので、それに倣って爲末大さんのやり方で自分の取扱説明書をつくってみたよ。自分研究から「自分取説」研究も面白いかもしれない。


「強み」

①息を吸うように「つい」やってしまうことは何か
→誰かの言葉をメモすること。記録写真を撮ること。

②かけた労力に対して「意外に」他者から感謝されることは何か
→ちょっとした絵を描く。似顔絵。

③自己評価と他者評価で一番ずれているものは何か
→裏表が激しい。人当たりが良いようで、好き嫌いや興味のあるなしがはっきりしている。友達にはぜんぶ顔に出てるよ、と言われるけど。(ずれてないのか?)
年上の人には、パソコンに強い、事務仕事得意そうって思われて頼まれがちだけど、はげるほど嫌い。

④どうしても克服できない弱点は何か
→遅刻、期限を守れないこと。言ったことを実現できないこと。

「集団」

①大きな空間でどの位置に座りたがるか
→とりあえず全体を探索、何があるか把握して、気になった人にいろいろ聞いてみる。そのあとは優しくて穏やかな人のそばでリラックスする。そういう人がいないときは帰るが、帰る手段がないときは、その場を楽しめない自分が申し訳なさ過ぎて建物の外で泣きながら友人に電話したりする。(自分で書いててヤバい・・・しかもよく読んだら「座る」か聞かれてた。真ん中ですね、あとは興味ある人の近く。)

②心地よい会食の人数は何人か
→2名。おだやかなメンバーなら4名でも。雑音や不愉快な刺激が乗り越えられるくらい好奇心が湧くメンバーなら1回にかぎり大人数でも楽しめる。

③楽しくなさそうにしている人が気になるか
→まったく気にならない。元気なら関わりに行く。

④誰かと話をしている時、後ろや横の話は聞こえているか
→とても聞こえている。内容や声のボリュームによって、自分が話している人の声より聞こえて困る。「めっちゃ隣の話入ってくるわ…」とよく言ってる気がする。

⑤自分のボスの癖を三つ説明できるか
→(特徴じゃなくて癖…?難しいね)
①少年の心と熱いビジョンを持っているのでいろいろなことにチャレンジする。②主張の本質は一緒なのに、否定の言葉から始める。(この世代の人あるある)③頑張りすぎてときどき体を壊す。

⑥カウンターに座るのと対面どちらが心地よいか
→お店のひととコミュニケーションとりたい・お店自体に興味があるなら、カウンター。その人に話したい、その人のことが知りたいなら対面。目的が果たされたら心地よい。

「コミュニケーション」

①自分の話の途中に割り込まれることは気になるか
→すごく気になる。近い関係性なら「ごめん結論まで聞いてくれる?」と話を戻す。でも自分はよくやってしまっているかも…ごめんよ!(気づいたらやめる)

②何かに没頭している時に話しかけられるとどの程度嫌か
→嫌ではない。没頭するまでが長いので、その最中に話しかけられると「もう!」ってなる。(ただでさえ寝つきが悪いのだから、寝入りをじゃまするな、と思う)没頭モードになったら、中断されても比較的すぐ戻れる。

③権力が上の人間と、下の人間と話をしている時自分の態度はどの程度変わるか
→権力ではほとんど変わらない。むしろ立場的に弱い相手のほうに気遣いする。(理不尽の被害に遭いがちだから)
ただ関係性があまりよくない、(相手が自分を受け入れてない、私の存在を面白くないと感じている)場合、つまり怖い人相手だとすごく緊張する。強い意見も伝えたりするけど、気楽にはしゃべれない。なるべく普通に世間話したり声かけたりするけど、気楽な相手より頻度は少なそう。

④子供と話すのは好きか
→大人と話すのが好きなので、自分からはいかない。向こうから話しかけてきてくれたら、なんだかんだ話は弾んで楽しくしゃべっている。ただし、相手(子供)の好みの話し方やパーソナリティーに過剰適応して自分を見失いがち。

⑤相手に対し通じる単語に置き換えることは頻繁にやるか
→必要な時はいつも。相手が最初から理解を諦めていると感じるときも。「若い人の言ってることはわかんないな…」と言われると反論しちゃう。伝わるまで分解したり言い換えたり、例えたりしてみる。結局通じたのかしら。

「欲」

①誰にも言えない欲しくてしょうがないものは何か
→「私の写真撮って~」って言いたい。自分の楽しんでる姿を記録に残したい。先週やっと友人や好きな人に言えるようになった。つまり、ナルシズムを満たしてくれるもの全般。

②権力と影響力のどちらが欲しいか
→影響力。私の言葉や絵がきっかけで、絵を描くようになったとか、こう思えたとか、支えられたとか。本人忘れてるんだけど、そういってもらえるとめっちゃうれしい。知り合いのおじちゃんがたばこのポイ捨てやめてくれたとか、感動してしまった。人は変えられないからこそ、私をきっかけに変わってくれるとうれしい。
でも権力もほしいな~。職場で権力ないとあんまりおもしろくない。ただ、権力は影響力より強制的なものだから、行使するのに責任が大きい気がする。権力には責任がついてくる。それが苦手。

③羨ましいと思う相手が持っているものは何か
→モノ一つ一つの審美眼じゃなくて、全体をおしゃれにまとめるセンス。部屋の全体感がおしゃれな人。アーティストの内容バラバラだけどかっこいいモレスキン。
あと継続性や一貫性をもって、こつこつと自分を高めたり、なにかを愛したりできる職人系の人。私の代わりにその人生を生きてください…って拝んでる。
まだあった、どこでも寝れる人、寝つきがいい人!あとアトピーとかない綺麗な肌。贅肉のついてない平たいお腹。

④欲しいと思った時素直に言えるかそれとも言えないかまたは言い換えるか
→本当に欲しいものは言えなくて、そこそこほしいものはずうずうしくおねだりする。ストレートに欲しいという。食べ物は言いやすい。

⑤何かをあげてお礼を言われなかった時どの程度いらいらするか
→いらいらはしないけど、言われなかったことは認識してる。自分にとっての不用品をもらってもらったときはそれでもハッピー。喜んでほしいと思ってあげたときは、「口に合わなかったのかな…」と少し不安になる。

「テリトリー」

①自分のものが勝手に使われた時に気になるかならないか
→大事じゃないものなら大丈夫。消耗品は気になるかも。(ケチだし買い物が面倒だから)大事なものは使わないでねとあらかじめ断っておくようにしている。(万年筆2本とお気に入りのおちょこは、だめ。)

②浮気されたとき、恋人と浮気相手のどちらにより怒りを覚えるか
→恋人。浮気相手からしたら私の恋人は彼女の恋人かもしれないし。選択肢があるのは恋人だから。浮気相手には嫉妬するかな。

③たまにちゃんと生活できているか心配をする相手は何人ぐらいいるか
→2人。母と好きな人だけど、2人とも絶対にちゃんと生活できているに決まっているけど、ちゃんと幸せでいるかな、と気になる。たぶんもっと心配してやるべき自由人な友達はほかにいるんだろうけど。困ったら電話してくれると思ってる。

④家に友人を招いたとき、友人が勝手に別の友人を連れてくることは許容できるかできないか
→その友人と別の友人のどちらも私への興味・関心とリスペクトを持っていたら大丈夫。自分に興味ない人と同じ空間にいるの苦痛。


書いてみて、やっぱり自分は目立ちたい、関心を持たれたい、中心にいたい、というのが駄々洩れだなーと思った。
残念ながら自分しか見えていない。私が幸せならそれでいいんだと思う。

「羨ましいと思う相手が持っているものは何か」で、意外といろいろでてきて面白かった。躁鬱で悩んでみたりするくせに、安定したメンタルとかは羨ましくないんだな~。したくて感情のジェットコースターに乗ってるんだろうね。

自分で気づきからボトムアップでつくった取説と比べて、読んだ人が私と関わるときに使いやすそう、と思った。

みずのけいすけさんの取説を読んで、勝手に仲良くなれそうなタイプだなと思った(子供が苦手ではない、世話好きそう、気遣い上手そう)のだけど、
もしかしたら、人事部は履歴書じゃなくて各人の取説を提出してもらって、人員配置したらいいんじゃない?と思う。学歴や経歴より、個人的特性のほうが仕事には必要な情報だと思うんだよね。同じ学校でもいろんなタイプの人がいるんだから。

結論 爲末大さん式自分の取扱説明書をつくってみたら


①自分しか見えてない、目立ちたがりの自分を再確認。
②欲しいものを再確認。
③すっきり度はそこそこ、あんまりもやもやが溜まってないみたいで嬉しい。


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