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[DIY]車の進入路を作ろう![1/2]

2015_03
小屋暮らしに突入した日から簡単な日記を書き始めました。
ポメラ(デジタルメモ)を購入してからの日記は、紙からデジタルへ移行し、「森のテロル」というBLOGを始めるまで、都合1年間ほど続けました。

日記を始めた理由は、小屋暮らしを始めた時のことを、いつか誰かに聞いて欲しかったし、自分自身でも読み返し、思い出したいと思ったからです。

ブログ記事のストックが底をついたので、今こそはと、日記を開き当時を懐かしく振り返っているのですが、なんでしょうかこれは?

日々の献立や、個人的なTo doリストばかりを書いてます。
まぁ、使えそうな部分だけを抜き出してみます。

《初日にやったことは、、》

・猫が逃げないように窓に網戸を張った
・表札を作った
・インターネットで必要な手続きをしたり、最低限のメールを出した
・薪ストーブを注文した
・安物のテントを注文した(寒過ぎて眠れなかったので、小屋の中にテントを張ろうと思いました)
・水を汲みに行った
・駐車場を作るために邪魔な木を切った...


そうでした。
最初の仕事は「進入路」を作ることでした!


この記事で書いた通り、家を建てる前に駐車場を作るべきだと地元民に怒られて?諭されて?しまったのでした。

1.進入路を作る

先ずは車が敷地内に入っていけそうな木々のスペースを探します。

小さな木であればノコギリで切り倒すことも出来ますが、大きな赤松なんかはとても無理です。
駐車場が何処になるかは赤松次第となりますね。

幸い小屋の正面には、坂にはなっているけど何とか車が入っていけそうなスペースを見つけました。
さっそく鍬を振るって笹を抜き、出来るだけ車がスムーズに進入出来るようにスロープを均していきます。

邪魔な細い木は倒します


と、書くと如何にも簡単そうですね。
木は下から見上げた時より倒した後の方が、相当大きく感じます。

この時は製材された建材を切るためのノコギリしか持っていなかったこともあり、生木を切るのは大変でした。また、ノコギリは直ぐに切れなくなってしまいました。

生木も建材も同じノコギリを使っていた時は、月に2枚は交換用の新しいブレードを買っていたように思います。

足で踏み固め、大分綺麗に整地出来たと思ったので、試しに車で進入してみました。
すると、呆気なくタイヤはめり込み、深い轍が出来てしまいました。

踏み固めが足りなかったのでしょう。

そこで今度は、車で行ったり帰ったりを繰り返す作戦に切り替えました。

が、行って帰ってを2往復くらいした所で人生初のスタックを経験することに。

そう、僕の軽ワゴンは2WDなのです。
山暮らしの先輩方は決まって4WDです。

実際に暮らしてみるまで分からない事は本当に多いと思います。

埋まったタイヤまわりを掘ったり、板を入れてみたりと四苦八苦するも、タイヤは空転するばかり。

1時間も苦戦していると、タイヤが空転するときの、「キュルキュルキュル...」音がまるで泣き声のように聞こえてきました。

えっ、JAF?

それとも任意保険のロードサービス?
えっ、これって無料なの?

心が折れかけた頃、ようやく打開策を思いつきました。

スタッドレスタイヤを買おうと思った時、自分でタイヤ交換を行うつもりで併せて買っておいたものがありました。

そう、ジャッキがありました!

ジャッキを車の下に入れようとするも、タイヤが随分と沈み込んでいたこともあり、大分苦労しました。
ようやくジャッキアップをする段になっても、今度はジャッキ自体が土の中にめり込んでしまい、車体が浮き上がりません。

そうはいっても、ジャッキの下に丈夫な板を入れるスペースはありません。
諦めずジャッキアップを続けていると、何とかジャッキの沈み込みが止まり、少しずつですが車体が持ち上がっていきました。

タイヤまわりの空いたスペースに石を入れ、合板を乗せ、ようやく車が轍から抜け出せたのでした。

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※ボトルジャッキは背が高いので注意。また、タイヤ交換で使用するならジャッキアップさせたあとはジャッキスタンドを使いましょう!

もう全身泥まみれの汗まみれ。
お風呂に入りたい。あぁ、、お風呂なかった...

お湯を沸かしてバケツで頭を洗い、身体は濡れタオルで拭きました。
シャワーを浴びたみたいにスッキリ出来たので、大分安心しました。

"清潔さを保ちたい欲"は思っていたより強烈です。

何とか清潔に保てそうだと思えただけで、この先何とかやれそうだ、戦えそうだと前向きになれたのは、貴重な経験となりました。

長くなってしまったので、今日はここまで...

続き:[DIY]車の進入路を作ろう![2/2]


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