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若者の受け皿を用意するのではなく、若者が皿をつくる

9.17 アカペライベント「歌楽」

出島表門橋公園で行われたアカペライベント「歌楽(かぐら)」へ行ってきました。主催は長崎若者会議等でも活躍する20代。この日も10代〜20代を中心とした参加者で賑わっていました.

演奏の時も皆で盛り、世代は違えど見ていてとても楽しい気持ちになりました。県内外の大学からの参加者や地元アイドル、キッチンカーや地元飲食店の出店もありました。常設の設備等がないこの場所での運営は大変だったと思いますが素晴らしいイベントをつくっていました。何より参加者が皆楽しそうだったのが印象的でした。

盛り上がる出島表門橋公園

「なければ自分たちでつくる」若きリーダーの言葉

主催者からの最後の挨拶

さてイベントの最後に20代の主催者が感謝を述べた後こう述べました。「皆さん、長崎どうですか?おもしろいでしょ。人口流出とか言うけど、長崎は遊べる場所がないというけど、なければ作れば良い。長崎でおもしろい場所つくっていくので一緒によろしくお願いします!」

正直カッコよかった!そして嬉しかった!

彼らの様な若い人達が楽しめ、自分たちでつくれる環境を支えていきたい。そして自分たちも負けれない!と心からそう思いました。

大人が受け皿をつくらず、若者が皿をつくる。

先日のニュースで長崎市の人口減少・若者流出について「長崎に戻ってきたい若者はいっぱいいるが、それを受け入れる器をつくれなかったことを反省する。」と経済界の方が話していました。

これに対し長年一緒にやってきたまちづくりの先輩が「一部の大人が器を作りそこに収まるのではなく、若者が自分達で器を作ることが大事である」と言っていましたが、まさにそうであると思いました。

30代の私には、10代20代の欲しいものや面白いと思うものを同じ目線で面白がることはできません。(勿論理解はできる)。であれば彼らの舞台は彼らがつくる。もしくは一緒に作るしかありません。経験や資金が足りなければ、それを提供してあげれば良い。彼らが未来をデザインし、上の大人が支えていく。そうすればきっとワクワクする長崎になると思います。

ちなみに器と言えば、長崎県の産業「波佐見焼」。伝統的ながらも、時代に合わせたデザインで人気です。波佐見町では若い人たちが様々なチャレンジを行い移住者も増えています。「波佐見焼」の様に伝統を受け継ぎながらも、時代に合わせた器を自分たちの手で作りたいですね。

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