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konekoの夢小説-いち-

ようこそ!世にも珍しい?
konekoのえちえち劇場へ🌟

本日は貴方のご来訪を心より
お待ちしていましたニャ
🌸

こちらの記事は私が
敬愛するセクシー担当のnoterさん達
虎馬鹿子さんたゆさん
そして、りりかるさん
からインスパイアされて

出来上がった少しえちえちにゃ
創作話とにゃっていますにゃ🌸
(詳細はこちらですにゃ)

恥ずかしい部分は
チョコプラ(110円)とにゃって
おりますので、良ければチョコ片手
お楽しみ下さいニャ🐾

私自身もnote上で
この系統の作品を書くのは初め
にゃので緊張していますが、
慣れないにゃがらも必死に書いた
4,820文字をキット貴方にじんわりと
楽しんで頂けると信じていますニャ🌸

それでは、konekoのえちえち劇場を
ごゆるりと、ご堪能下さいませ🌟

〇〇〇

私には月に1度か2度
全く寝られない日がある

それはいつも朝昼問わず
寝てしまう習慣の副作用
のようなもので仕方ない

その日もそんな夜だった

"あぁ。今日は寝れそうに
ないなぁー"

そんな事を思いながら
一緒に住むあの人が
ロフトに登るのを
待ちつつ本を読んでいた

外では雨がしとしとと降っていて
何時まで続くのか分からない
梅雨の様相を呈していた

時計の針は深夜の2:30を
回っていた

ギシギシとロフトに繋がる
階段が音を鳴らして
あの人が登ってきた

その気配を感じて
私も本をパタンと閉めた

ロフトの電気をパチンと消して
パジャマの裾から見えている
私の太ももを指先で
軽く撫で上げるあの人

冷たくも弾力のあるその部位に
柔らかくキスをして

そのまま私の胸を服の上から
2、3回転がして

いつもの常套文句を
あの人は言う

[ごめん。眠くなったから
寝ても良い?]

そう。あの人はいつもこう。

一緒にご飯を食べてくれる
出かけたら電車賃も奢ってくれるし
いつも車道側を歩いてくれる

頭やお腹も撫でてくれるし
背中だって気まぐれに
マッサージをしてくれる

頭は良いし、私の知らない事や
得ていない経験値を元に的確な
アドバイスをくれる

そして、私が困った時には
必ず支えてくれた

だけど、

だけど、、

あの人は私と身体を
合わせはしない

私より一回り程
年上のあの人

お互いを大切にして
かれこれ10年近くが
経過する

体力的なものなのか?

そう思って調べるが
ネットには還暦を過ぎても
元気な人の話題が飛び交っている

それなのに、それより遥かに
若い彼は、だがしかし
私と夜を共にはしない

そもそも出会った当初から
ほとんど相手にされた事がない

あっても片手で数える程だし
本番どころか前戯すら
まともに行われた試しが
ほぼ無い程だ

何度か恥を忍んで
赤裸々にお願いしたりもしたが

「仕事がぁー」
「用事がぁー」
「女として見れないー」

の3大文言の無限ループで

最初こそ自分の胸が
無いのを恥じたり
小さすぎる身体を恨んだり
他者の肉体を羨みもしたが

延々と繰り返されるその文言に
最早、私の気分は
村人Aと会話してる時の
それと同じに必然となっていた

慈愛に溢れた愛情を
見返りを求めることなく
あの人は私に注いでくれる

そんなあの人を私も
大切だと感じているし

何より私の惚れ込んだ
あの人の脳みそは今でも健在だ

それでも、残念な事に
私の身体はまだ若い

慈愛よりも
もっと情熱的な愛情を
求めることもある

小難しく並べた理性など
ドロドロに溶かして

本能のままに壊れるほど
抱き潰されたい!と
感じる夜もある

それなのに、初めての人である
あの人は結局そのまま

イビキをかいて
夢の世界へと1人で
入ってしまった

致し方ない
いつものこと

そう思いながら
ぽつねんと取り残された
心の中で一雫の涙が
こぼれ落ちていた

私はその嘆きを追い払おうとして
座禅を組み瞑想を試みるが

どうしても憂いを晴らすことが
出来ないまま諦めて

身体を横にした

もう時計は深夜の3:00を
まわっていた

真っ暗な部屋の中
雨音だけが響く

鼻から深く息を吸い
瞼を閉じて

"いっそ早く眠れたら良いのに"
と念じながら夢の世界へ
息を吐きながら行こうとするが

やはり眠れない

"どうしようかなぁ"
なんて思いながら
何の気なしに目を開けると

そこに見知らぬ男がいた

私の身体を足の間に挟み込む形で
膝立ちをして私を見下ろしていた

はっと驚いて息を飲む私に
男は「しーっ」と小声で言いつつ
私の唇に人差し指をそっと
押し当てた

「やぁ。お嬢さん。
こんばんわ。」

暗闇の中で怪しく光るサングラスと
黒い喪服のようなタキシードを
綺麗に着こなす男

胸ポケットにきちんと折りたたまれた
赤いハンカチが妙に扇情的だ

服の上からでも分かるほど
鍛えては居るが、決して
筋肉質ではなく、顎周りも
贅肉のない鋭く滑らかな
曲線を描いている

"電気1つ点いていない部屋なのに
どうして私はこの男の詳細が
ここまで具体的に理解出来ているのか?"

"そもそもこの男は
鍵の締め切ったこの部屋の
一体どこから侵入してきたのか?"

私の脳内が疑問符だらけになり
必然的に顔が強ばっていくのが分かる

そんな私の表情をクククと
笑いながら男が独りでに
語り始める

「お嬢さん。驚かないで大丈夫だよ。
僕は君の想いが具現化したものだから。」

何を言っているのか全く分からない

話されている言語は日本語なのに
内容が頭に入ってこない

「I'm yours, and You are mine.」

私の脳内を理解しているように
今度は英語で話し始めた

私は貴方のモノであり
貴方は私のモノである

うん。翻訳はできる。

でも言葉の意味が
分からない

更にグルグルと思想が
脳内を駆け巡る

「あぁ。もう頭の中が
ぐちゃぐちゃじゃん。」

男はクククと笑いながら
言葉を続ける

「心配しないで。僕の姿も
僕の声もお嬢さんにしか
認識出来ていないから。」

「隣でぐーすか寝ている人には
全く検知できない所から、つまり
君の心から僕は出来ているから。」

何やら説明をしてくれているが
未だに理解が及ばず
ひとまず頭をリセットさせようと
深呼吸を試みる

すると、男は突然サングラスを取り
その奥に怪しく光るアメジストの
瞳を露にした

力強い紫色の虹彩が
私の瞳を貫き

身体全身に弱電流が
ピリピリと走る

思わず声が出かけた私の唇を
男がすかさず奪いに来た

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