自転車の気持ち

夫が十数年前に買った白い自転車。買った当初は川沿いの道をどこまでも走らせて楽しんでいました。娘も生まれ忙しい日々の中、乗られることが無くなり...久しぶりに乗る機会がめぐって来ました。
月に何度か自転車で30分ほどの距離に住む母のところへ。

夫　「久しぶりに自転車の出番が来てよろこんでるかなあ！」
★★「捨ててくれ。って言ってる。。」
夫　「え？乗ってもらえて嬉しくないの？？」
★★「もっともっと遠くまでいっぱいいっぱい走りたい。って言ってるよ。」
夫　「それは今は無理だなあ。」
　　「初めのころみたいに川沿いの道を走りたかったんだな..」

翌朝.....

★★「あっ。自転車の中にいた子が変わってる。今は女の子で近所をちょっと乗るくらいでいいよ～って子になってるよ。」
私　「物の中に入ってる子って変わることが出来るの？」
　　「じゃあ、入ってた子はどうしたの？」
★★「自転車置き場に入ってる。今はまだ自転車を見ていたいからって。」

物にも意識はあって振動で発しているのは感じていましたが、中の意識が入れ替わることができたとは。。

何かを手に入れる時は、何にどう使うのかを考えて手に入れます。手放す時や用途を変える時にもその意図や気持ちを伝えることで、その物が生きる振動へ変化出来るのかも。。

前にも夫は物に捨ててくれと言われたことがあります。パワーストーンのブレスレット。もう必要ないらしく捨てるか壊して割るか川や海に流して欲しいと。そうしたら石の中から出ることが出来るからって。
人がちゃんと手放してあげる（意識上でも物理的でも）ことで自由になれる。放置が物にとって、一番どうにもならない状態。物も循環させてあげたいですね。因みにそのパワーストーンは海に連れて行ってお別れしました。

これって、掘り下げるとかなり深い話になりそうです。