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ブレーメン 旧市街・新市街

旧市街・新市街という言葉に初めて出会ったのは、ゲームのロマンシングサガ3だった。
ゲームのマップ上で新しい建物の街と古い町並みとが分かれていたけれど、それが何を描いたものなのか全くわかっていなかった。

現実に自分の身体で旧市街と新市街を歩いたのはドイツのブレーメンが初めてだ。細い石畳の路地に小さな、そして大切にされたお店が並び、1時間ごとに時を告げる金が釣り下がっていた。

こうした古い建物が文化財として人が触れるのを制限して保護されているわけでもなく、日常の空間になっていることに文化と歴史の豊かさを感じた。

町の一角にはお茶のお店もあって漢字で「緑茶」と書かれたお茶も売っていた。その「緑茶」のフォントは、私の目にはあまりおしゃれに思えなかったけれど。

8月6日にブレーメンの広場で、被爆者を追悼する集まりがあったらしい。
たまたまそこを通りすぎようとした母と妹が「あなた方は日本人?」と尋ねられたとか。

ブレーメンの街は過去と現在とドイツと日本を行ったり来たりする。

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