柳田邦男 「犠牲 わが息子・脳死の11日」〜映画「サクリファイス」 アンドレイ・タルコフスキー
自分の年齢的なこともあるのか、最近は生と死について考えることが増え、それに関する本を読むことも多くなってきた。
そんな中で出会ったのが、柳田邦男「犠牲 わが息子・脳死の11日」だ。
それまで柳田邦男氏の名前は知っていても、著書を読んだことはなかった。
本書は柳田氏の次男・洋二郎さんの記録だ。
洋二郎さんは25歳の時に自死を試み、その後、脳死となり亡くなっている。
ショッキングな題材ではあるが、洋二郎さんと自分とは同年代であることにまず衝撃を受け、この本は手に取るべき運命だった