マガジンのカバー画像

日記

41
運営しているクリエイター

2023年3月の記事一覧

ケーキをお持ち帰りで

 職場から少し歩いた場所に喫茶店がある。日替わりランチメニューが700円。サラダとスープ付きだ。  昼食といえば自宅から持参したお弁当か、近所のコンビニしか選択肢のなかった私にとって、新規開拓の喫茶店はちょっとした贅沢でもあった。  時間に余裕があるなら、プラス250円で食後のコーヒーとケーキも付けたい。  しかし弊社の昼休みは短い。値段の割にボリュームのあるランチセットを食べ終えた頃には、店内で過ごせる時間はあと5分程度しかなく、お冷を飲みながらスマホを弄っていたらあっとい

永遠のピンク

 ※骨格診断やパーソナルカラー診断を受ければ解決するけれど、それは一旦置いて。これはあくまで好みの話だから。  ピンクの服はいつまで着れるのか。これは永遠のテーマだ。  インターネットの検索窓に「三十代 ピンク」と打ち込むと、「痛い」「若作り」とあまり見たくない候補が挙がる。逆に五十代から似合うという意見もある。  そもそも「ピンク」と一括りにしても、実際は濃淡や色調も様々だ(マイナスの意味で使われるピンクは、目の覚めるようなショッキングピンクだろうか)  鮭のような朱色が

2023/2/28 生活は続く

 二月末、有給を挟んだ四連休に帰省した。  今回の目的は、東京都現代美術館で開催されている回顧展「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」  会場内は撮影OKだということもあり、展示物の写真はSNSで何度か見た覚えがある。それでも実際に美しいドレスを前にすると、体が震えた。感動して泣きそうだとはしゃぐ女の子たちにも同意した。  立ち止まったり別の角度から見たり、じっくりと時間をかけたつもりだったけれど、もっと長居してもよかったかもしれない(良識の範囲内だとしても、写真を撮