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日日是好日 幸せの日記

春である。
暖かかったり、寒かったりと気温の変化が大きいけれど、桜が咲き、日差しが緩やかになり、心がウキウキする。
庭には、躑躅や姥桜など様々な木々の花が咲き始め、とても良い香りがする。

そんな日差しの中、新年度になり、心機一転新しい気持ちで何かをやろうと思いながらも、バタバタと忙しい日々を過ごす人も多いと思う。
気がつくと、GWも終わり、梅雨に突入するころには、新しい挑戦をするような気持ちも無くなって、日常に埋没してしまうことになる。

さて、そこで、幸せのレシピではないけれど、寝る前に一行日記をつけるのをお勧めしたいと思う。

先日、NHKのチコちゃんに叱られるを横目で見たのであるが、子供はあらゆるものが新鮮で1日に経験したことを殆ど言えるが、大人になると今日何をしたかを言えなくなってしまうという様な話がされていた。
これは、記憶力が衰えたというより、慣れてしまって、楽しかったり驚いたり美しかったりするものを素通りしてしまうことに他ならない。
心が固くなってしまうのであろう。

でも、日々をちゃんと振り返ってみると、面白いこと、嬉しいこと、楽しいこと、感動したこと、驚いたことに溢れている。
そんなことあるかなぁと思っている人は、心が固くなり、目の前のものごとが見えなくなってきている証拠である。
因みに、今日何をしたかを思い返して欲しい。お昼に何を食べたかすらすぐに言えない人も多いものである。

だから、寝る前に、今日あったことを振り返って一行だけでいいから、スマホでもノートでも書くことをお薦めする。
その際に大切なのは、
楽しかったこと、
嬉しかったこと、
面白かったこと、
感動したことだけを書き、
決して辛かったことや苦しかったことなどネガティブなことは書かないこと。
最初は、楽しいことなんて何かあったかなぁ?と考えるかも知れないが、続けると毎日が面白く楽しく嬉しいことに溢れていることに気づき出す。
そして、こんな生活も悪くはないなぁと満足をして眠りにつき、明日を迎えることができる様になる。
それは、日中に嫌なこと、苦しいこと、悩みが多い日々であっても、いや寧ろそんな日々の中だからこそ、より一層楽しいことに溢れていることに気づくのであり、幸せを感じることができる。

ご両親がご病気になられて苦労をされている中で、嬉しいことや感動したことを、夜寝る前に書くことで、生きる元気を自ら生み出し更に新たな挑戦を始めた人もいれば、
会社の人間関係や仕事がうまくいって無くて苦しい思いを抱えていても、夜も一日を思い返して良いことだけを思い浮かべて書くことで幸せだと感じるようになったと伝えてくれた人もいる。

いつの間にか感じることを忘れてしまい固くなってしまった心を、少しずつ柔らかくしていくことで世の中は感動すること、楽しいこと、嬉しいことに溢れていることに気づける心に戻していくのだ。

幸せの日記を一行でも良いから書いて、
今日も楽しかったと呟いて眠る。
その心持ちに幸せのレシピがあると思う。

僕も今日を振り返ってみよう。

雨だと天気予報が言っていたのに晴れて走ることができてよかった。
晴れたから、庭に生えた屋久島楓という草の芽を摘んだ。僕は、300本まで数えていたけど、メイさんは3,000本以上摘んだってすごい。
頑張ったから、屋久島のお菓子屋に買い物に行ったら、いつも売り切れてしまうシュークリームがあって、嬉しくなって更にプリンアラモードとモンブランも買ってしまった。
たのんでいたメダカの幼魚が届いた。2匹はお亡くなりになっていたけど、20匹以上が元気で泳いでいて、とても可愛くて、早く元気で大きくなって欲しいとずっと池を見てしまった。
最近、北欧の推理小説に凝っていて、今日もまた夜中までかかって一冊読んでしまった。面白かった。

一行と言いながら、一行ではすまない。
たわいの無いことだけど、楽しいこと、嬉しいことに溢れていて、今日もちゃんと食事ができて、生きていることに感謝して眠りたい。

日日是好日である。
是非、寝る前の一行で良いので幸せの日記をつけることをお薦めする次第です。

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