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向いている仕事

自分に向いている仕事という表現は非常に抽象的である。それでいて、向いていない仕事というものがその人が言う向いている仕事の正反対であるとも限らない。

私は、新卒から今の会社に入って、2年間を通して仕事が向いていないと考えることが多かった。

しかもその理由は至って、人間関係的なものだった。

気が合う同期がいない、同じ職種採用で入る人たちといつも比べられている感覚に陥る、個人完結の仕事であるので面白みに欠ける、相対的に経験値が低い、対他者への闘争心が薄く、存在が見えにくいなど…。

しかし転職しなくても、すべてこれらは、何か別の方法で解決できるものである。

気が合う同期がいない→同期以外の人と仲良くなる、会社以外に人間関係を広げる

比べられている→人の優秀さを単に真似するのではなく、自分で戦略を立てて、しっかり評価される仕事をする

個人完結の仕事である→今の仕事に加えて、部署横断の仕事を作る、社内横断の活動に参加してみる

経験値が低い→とにかく業務時間外に知識などを身につける

存在感→自分で上司に成果を見てもらう会を設定する

このようにして、解決することが多い。
ほとんどの場合、向いていない仕事はどうにかして解決できる。

従業員でいる限りは周りが求める成果を出さなければならず、その成果を出すことへのこだわりは次に働く会社でも大いに重要になる。

わたしはまだまだ起業するつもりもないし、今後どうなるかもわからないが、少なくとも1人の従業員である限りはリソースの一部として求められている仕事をしていきたい。

いつかわたしのような弱気な人間が、今いるような会社で出世したら、きっと一定数の人の励みになると思う。

だから今はいろんなことを飲み込んで、走り抜けていこうと思う。

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