ホセ・ムヒカの言葉
こんばんは(´ω`)
森本輝線です。
あけましておめでとうございます。
今年も良い一年になりますようお祈り申し上げます。
年末年始バタバタしていましたが帰省して本を読みました。
あまり時間も取れなかったため今回の本は100ページくらいの読みやすい本にしました。
『世界でもっとも貧しい大統領
ホセ・ムヒカの言葉』
著:佐藤美由紀
発行:2015年7月19日
値段:1000+税
読みやすさ:★★★★★
オススメ度:★★★★⭐︎
↓URL
この本は世界一貧乏だと謳われたウルグアイの第40代目大統領ホセ・ムヒカの名言や生き様を記した本です。
彼の資産は米国の大統領の資産の1/3ほどで、加えて収入の90%を毎月慈善活動に寄付し続け、余計な欲を持たないことを信条に生きてきたそうです。
生まれも良くはなく、人柄と努力でのし上がった人間と言えるでしょう。
『良い人間』と思うかどうか、これに関しては人それぞれの受け取り方があると思うので読んでみてください。ちなみに刑務所には4度収容されたことがあるそうです…笑
法律を守り続けることが『良い人間』という定義なのであれば悪人の本と言葉になりますので…😢
そんな彼が残した言葉の中で印象に残ったものがこちらです。
『貧乏とは、欲が多すぎて満足できない人のことです。私は、持っているもので贅沢に暮らすことができます。』
…目を惹かれました。
正直私自身、物欲はそんなには無いです。高級車に乗りたいとかブランド物で着飾りたいとかは思いません。
ただ、大事な人には素敵な物をあげたいとは思っていますし、適当に安い物で済ますとはならないです。
けれども例えばいくら男女で愛し合っていってもそれだけでボロボロのアパートで真冬を過ごして凍えていては申し訳なさで幸せを感じる余裕すらないと思います。
そしてそれこそが尽きない欲であり、綺麗な生き方のように聞こえていても自分の考えはホセ・ムヒカの考えとは真逆なのでは…?
読み進めます。
ホセ・ムヒカはこの本の中で最も大切なものは
『生きる時間』であり
『好きなことの出来る自由な時間』
と表現しています。
これを最初に目にした時の私の感情はこうでした。
『お金が無ければ自由に選ぶことの出来ない世界だから時間を消費して対価としてお金を稼ぐしかないじゃないか。綺麗事だろう。』
でもおそらくこれは植え付けられたものであり、日本人特有の凝り固まった美学です。その考え方に囚われ続け、私は幾度となく心身共に壊れました。
ホセ・ムヒカは続けます。
『人生はもらうだけでは駄目なのです。
まずは自分の何かをあげること。
どんなにボロクソな状態でも、
必ず自分より悲惨な状態の人に何かをあげられます。』
はっきり言って日本社会においてこの考え方の出来る人間を私は知りません。
比較対象として、出来ない人間を作り、いわゆる格下と捉えた人間を叩くことでのしあがろうとする人間ばかりです。教育方針も同様でした。
『そこに愛はあるんか?』
アイ⚪︎ルならそう言うでしょう。
事実この著書の中で
『最も価値のある中毒は愛だけ。』
と愛の重要性も綴られています。
スピード違反で逮捕されたことへの反省を
『スピードが足りなかったせいで捕まった。』
と発言したり、大統領をアルバイトと捉えたり、時間と心を消費して稼いだお金で手に入れた物をゴミと表現するようなクレイジーで尖った1男性の本ではありますが、、、
『よくわからない焦りを感じて他人まで急かして生きている人達』に読んでほしい内容ですね。
自由な時間というものに関してもっと考えた方がいいです。焦る部分を間違えて無駄にテレビやしょうもないYouTubeを観てだらけてませんか。
価値のある愛と意義のある時間を持って生きていこうと思える著書でしたのでお暇があればぜひ一読…。
エピローグが深掘りする内容になっており、読み切った後のエピローグにさらに心動かされますので読んでみてからのお楽しみです。
それでは皆様最後までありがとうございました。
See you Next time...
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