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デザインってなんだろう? - そんなにむずかしくないはず

会社員デザイナー10年、フリーランス3年目のしのこです。
ShIn-Designという屋号で3年ほど、個人事業主として活動しています。

実は「デザインとは」のテーマで登壇させて頂く機会があり、今まで13年付き合ってきた「デザイン」について、改めて考えることとなりました。

今回は、その時に綴った内容を少しずつ書いていこうと思います。

問題を抱えている「今」を「便利な形」に
変化させていく思想・思考・作業

それがわたしのデザインです。

デザインって一般的には「見た目」がイメージにつきやすいですよね。
ただ実際にデザインの現場で行われていることは、「設計」です。

「設計」とは?

じゃあ、設計ってなんでしょうか。

工事・工作などで、工費・材料・敷地・形式などの計画を立て、図面その他によって具体的に示すこと。みつもり。もくろみ。
( 比喩的に ) 人生・生活などの計画を立てること。

https://kotobank.jp/word/%E8%A8%AD%E8%A8%88-548038

主に建設業界で使われることの多い言葉ですが、
わたしが生業としている「Web(ホームページ)」も、実はよく建築に例えられてお話されることの多い業界でもあります。

例えば

  • IPアドレス=住所

  • ドメイン=土地

  • Webサイト=土地の上に建つ家

こんな感じに。そう言われるとちょっとわかりやすいかも、ですよね。

じゃあ家を立てる目的って?と考えると、
より住みやすくなるため」「快適な生活を送り、幸せになるため
が、最終的な目的になるんじゃないでしょうか。

その「快適な生活」を送るためには、現状の不満や不安要素を解消しなければならない。だから、家を建てる。
問題を抱えている現状を理解し、分析し、改善策を考える。
その組み合わせや積まれていく知見こそが、「設計」だと考えています。

これはなにも、デザイナーだけが「設計している」わけではありません。
問題解決のために仕事や生活のことを考え、工夫をし、循環させていく。それは誰でも日々行っていることです。
つまり、デザインはデザイナーだけが行っておらず、皆さんの生活に根付いているものでもあるんです。

そう考えると、少し「デザイン」って身近なものに感じません?

たとえば会社の書類やエクセルのデータ。上司やクライアントに承認や理解を得るためには、「わかりやすく伝える」「目に入る資料が心地よいと感じる」ように作ら(デザイン)なければなりません。
また、スーパーの陳列棚。よくレジの前に売れ筋の商品や「ちょっと気になる」と思わせる商品があり、購入前にカゴに入れてもらえるように設置しています。それも、「より商品を目に留め、購入してもらう」という目的のために設計(デザイン)しているはずです。

設計には必ず「問題を解決する」「目的を達成する」ことが
対として挙げられます。

次回はそんなデザインについて、もう少し掘り下げていきますね。


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