親戚の子育ては厳しいと聞いた

ある晩御飯を食べているときの家族との会話
「いとこの〇〇ちゃん大きくなったんだってー」
「ほー」
田舎の人あるあるかもしれないが家族親戚で話す内容というものは大体が親戚や近所の人の近況になる
「でもそこすごく厳しくて手伝いに行ったおばさん(母の姉)が少しかわいそうだったっていってたの」
「・・・なるほど」

そのときふと二つのことを思い出した。

一つ目は「権威主義的な子育て」だ。
これは中国済南山東師範大学心理学科などが中国の青年633人をどんなふうに育てられたかチェックした研究で出てきた結果の一つで親がかなり厳しいルールを決めてそれを絶対に守るように指導するタイプのことを指す。

親は子供の服従を求めて決められたルールを破ったら厳しい罰を与えられる。
子供と交渉する子はしないで一方的にルールを与えることがほとんどなので
「何でこれを守ろないといけないの?」
と質問しても
「親が決めたことだから」
としか答えないという特徴がある。

この育てられた子供はルールに従うことが得意になるが気に入らない相手に対しては異常なまでに攻撃的になったり嘘をつくことが上手になる特徴があるらしい。

良い子育てとしては「公正な子育て」と呼ばれていて親がルールを何かしらの決定をした時にはなぜこれをするのかと理由をしっかりと話すことを指す。

公正な子育てを受けた子供はルールをしっかりを守れて親との関係も良好、責任感も強くなって親切で温かいキャラになりやすいらしい。


二つ目は犯罪に巻き込まれる子供のことだ。
私はYoutubeで「犯罪学教室のかなえ先生」をよく見る。
最近のニュースについて解説しているので勉強になる、その内容もしっかり警察関係者との会話で裏どりをとっている、出てくる出典も厚生労働省など公共機関のものが多い。
そのことから信用度が高いと思うし、話の内容もテレビのような目をひく刺激的な事実を表面的に伝えるのではなくかなり深いところまで解説している。
元少年院の先生であるバックグラウンドからくる視点での意見は本当に面白い。

ある動画で話されていたスマホを制限する、推し活を禁止するなど危険と判断したものをやらせないように厳しく子供にルールを与えようとすると子供はどうなるのかの話が興味深かった。

一つ目はルールを押し付けネガティブな気分にさせてくる親よりもインターネットを自分がいるべき本当の世界と思い込むことだ。

まあそうだよなあ・・・減点方式で人を判断する人は他人のことほとんど褒めないしそりゃ自尊心は無くなるし自己を肯定できなる。
厳しい人に対して「どうせ相談したところで怒られるだけ」と思うから悩みがあったとしても相談するわけないよなあ・・

二つ目が下手すれば悪い稼ぎ方をしてしまうことだ。
やりたいことをするために男子なら闇バイトに手をつけた結果半グレに脅されてやめられなくなって特殊詐欺をすることだって考えらるし女子なら売春や立ちんぼなんてことだってやるかもしれない。

果たしてお金目当てで軽い気持ちで初めて気づいたらとんでもない事件に巻き込まれていたときその相談を権威主義的な子育てをしている親に相談できるか?
こういったものはやらないことがベストだがやったとしてもすぐに対処すれば被害は最小限にできる。仕事のミスと一緒だ。嫌なこと思い出した。


ならどんな子育てがいいのかの話の中で「監視」と「見守る」ことの違いについての意見がすごく良かった。

監視・・・子供の自由を奪って行動を制限すること。イメージとしては子供が転ばないようにずっと手を繋いていたり、転んだ子供の対して「私の言うことを聞かないからこうなるんだ」といったメッセージを伝える感じ。

見守る・・・子供の自由を認めた上で子供のを行動を理解したり説明したりすること。イメージとしては子供が歩いている一歩後ろを歩いて転びそうなところがあったらいつでも支えてあげる準備をする感じ。
見守るためには子供についてしっかり知っておく必要があるし普段からの会話を密に行なっている状態でないといけない。

親としては心配だから子供のことをしっかり管理してあげたくなる気持ちはわかるが今の時代は信頼できる部活の先輩くらいの距離感で接してあげるのがいいのかもしれない。よくわからないけど


確かに親戚とはいえ他人は他人だし家族の問題だから口は出しにくいがこんな内容を聞くと流石に心配な気持ちにはなる。

それに今の時代の子育てはいかに子供と信頼関係を築いて普段から話をすることはすごく大事であると感じた。
とにかく子供に厳しくする昔のやり方の子育ては下手すればとんでもないことになってしまう危険性があるんだな。

子育てにはかなり注意しないといけないな。
まあ子供いないけど。彼女欲しい



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