見出し画像

べてるの家でライブすると岩になる。


札幌からこんばんは。




ポークとキノコのスープカレーを

コトコト煮込みながら書いています。

たぶん成功するような気はする。

あー、やっぱ自信ないかも。



昨夜は夜遊びが過ぎて

喉が潰れてしまいました。


夜の街で飲み過ぎて泥酔していたのだぁ。


先日、北海道浦河町にある

べてるの家に行って

ライブとマッサージをしてきました。


※ べてるの家とは?
精神障がいをもった人々が苦しみや喜びを分かち合い、助け合い、支え合いながら生きている浦河町に根付くコミュニティー。弱さを絆に管理されない生き方をしている。


即興ライブの前は

ずいぶんゆっくりやすんでました。


べてる発祥の教会で行われる

日曜礼拝に参加したり、

漁船をぼーっと眺めたり、

スタッフのマスダくんの家で

昼寝したり。


とにかくゆっくり。

ゆっくり岩のように

フワフワせず

ちゃんとその地にいるように。

岩になる。


僕は

ドMではないと思うけれども、

ライブ前の

あたふたした自分が

喜びだったりします。


動物に近いかもしれない。


「 人間たちの前で…

やらなきゃいけないのか…

人間たちの…

 求めるものをやる気はない…

もっともっと…

人間たちがキャッチできない音を

出したいんだ… 

人間の好みなんかわからない…

にゃおー!」


ライブのデキは

反省点いっぱいです。


みんなよく聴いてくれたのは

嬉しかったかなぁと。


しかし

またまた反省会です。


スタッフのマスダ君

ギター伴奏ありがとうございました。



べてるの家でライブする事って

いちばん緊張するもんで。


感性が

よくわからなかったり、

歪だったり、

見たこともないものだったり。


ものすごい感性の持ち主しかいない

空間の中でするライブは、

恐怖心いっぱいで

ものすごく快感で幸福で、

後から完璧な確信が湧いてくる。


毎年

ここで鍛えられてますね。


ステージで綺麗なものを観るより、

生命の苦しみから爆発的に

なってる状態の人が

ステージに上がったほうが

何千倍も面白いし。


それが本物であると言うことですね。



べてるに来ると

毎回

痛感するのは、


表現する上で

「 怖い… 」って

すごい大切なんだと思いますね。


恐怖心がないと

内から歓喜は起きません。

底から来る安心もありません。

うまくもならないし

へたにもならない。


安心やリラックスの中で

表現するって、

なんてつまらなくて

なあなあな事なんだろう。


自分の作った安全なクセを

どんどんぶっ壊し、

たったヒトリで

自分の大失敗と大恥を

すべて引き受ける。


練習や演奏は毎日するのが

大前提ですが、

上手くなる練習をしたら

下手になる練習を必ずします。

技術から降りないと

鳥や子供や虫や水と

本気のセッションができなくなります。


あぁ…

話が脱線していきそう。


なんの話をしてたんだろ。


スープカレーができたぞー!

うまい。

えぇっと、、

二日酔いなんだよ。

頭が働かない。





ノープランでライブはじめると

おっかないから、

完全即興なのに

安全なやり方に

乗ってしまうこともあります。


おっかないなら

もっと

おっかない選択をしていく。

それが続けば

全て大丈夫なんだと気がつく。

また自由エリアが広がる。


自分の直感や流れなんか

いまの

自分のキャパの範囲内でしか

反応しないアンテナなんだから

そんなものに

従ってるわけにはいかない。


ぐらぐらした中で

「うわ、こんなもん出てきた!」

っていうのを

ただ待っているという状態。


直感的に動かない。

流れを流れだと思わない。


ただただ

怖さ全開で存在してみるだけでいい。


道は道ではなくなり

エリアになり

自分は岩になれる。


もし

死にたくても

自分の

不安定な息だけを

信じて生きてみたら

もっと

生命は感じられるから

大丈夫なはずなんだ。

屋久島のアイランドで作った思考ぐるぐるカード。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?