特殊って何が!

特殊って何が、と思っていました。

特殊相対性理論 と 一般相対性理論 って
理系の学校に行っていたこともあり、言葉は知っていました。

E = mc^2(^はべき乗)

という式もあることは知っていました。

だけど、それだけだった。

何が特殊だとか、何が一般だとかも分からなかったし、

E(エネルギー)は質量mと高速cの二乗に等しいという E=mc^2の式も、
それだけの意味しか分からなかった。

でも、立花隆さんから教えてもらって(あくまで本を通じてですが)、
自分なりに理解できた(と思う)。

特殊相対性理論の何が「特殊」かというと、
ある条件を前提にしているので特殊で、
その条件(前提)を取り払うと「一般」になる意味だという。

まあ、言われてみればその通りで、
最初はある条件(前提)のもとでしか成り立たないものを、
それ以外の条件でも成り立つようにする

ということは、物理や数学に限らず、よくあることだと思う。


相対性理論の場合は、それが、
「ニュートン力学が成り立つ慣性空間(等速運動をしている空間)において)」という条件(前提)

の場合で、

一般相対性理論の場合は、その条件がはずれて、一般の空間すべてに適用したもの

ということが分かりました。


E = mc^2  については、

物質は実はエネルギーで、エネルギーとは物質だ というそれまでとは異なる新しい考えで、

強いエネルギーが素粒子を対生成(素粒子と反粒子が同時に生成)させたり、素粒子が対消滅してガンマ線(エネルギー)に変わったりという、

無から有が生じたり、有が無に転じたりするかのような、
常識的な存在論からは全く考えも及ばないような現象が
素粒子の世界では日常的に起きるということなのだ。

エネルギーと質量が等価であれば、
質量が消滅してエネルギーに転化する過程(原爆のような)があるなら、
逆に、エネルギーが質量に転化する過程もあるはずで、

それが何もないところから物質が生成したと見える現象の解釈を与える

ということだ。

すごい! と思いませんか?(物理学者には常識でしょうが。。。)

参考文献 [1]脳を鍛える 立花隆著 
     [2]サピエンスの未来 立花隆著

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