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【No.8 今すぐ観てほしい映画『PERFECT DAYS』】

前回の投稿からいつの間にか3か月経っており、驚きと恥ずかしさを隠せないのですが、またnote投稿再開していきます!

再開1発目は初めての映画投稿且つ今1番書きたかったテーマ、映画『PERFECT DAYS』についてです!

日本アカデミー賞にも選出され、役所さんとヴィム監督がそれぞれ最優秀賞も受賞されましたね!なぜか自分ごとのようにテレビの前で喜んでました☺️

ということで、いつも通り自分勝手に感じたこと書いていきます!ぜひ皆さまの感想をFacebook等々でお聞かせください🙇‍♂️

※まだ見られていない方には興味をもっていただけるような内容を、見られた方には感想共有のきっかけになるような内容を目指し、なるべく全体のネタバレは避けて書いております。ただ何も知りたくないという方は見ないでください!

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概要

以下敬称略
■作品名:PERFECT DAYS
■監督:ヴィム・ヴェンダース
■脚本:ヴィム・ヴェンダース/高崎卓馬
■上映時間:124分
■主なキャスト:役所広司、田中泯、中野有紗、柄本時生など
■受賞:
・第96回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート(日本代表)
・第47回日本アカデミー賞優秀作品賞
・第76回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞/第47回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞(役所広司)
・第47回日本アカデミー賞最優秀監督賞(ヴィム・ヴェンダース)

『PERFECT DAYS』公式サイトより

作品紹介

こんなふうに生きていけたなら
東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、男は毎日を新しい日として生きていた。その生き方は美しくすらあった。男は木々を愛していた。木々がつくる木漏れ日に目を細めた。そんな男の日々に思いがけない出来事がおきる。それが男の過去を小さく揺らした。

『PERFECT DAYS』公式サイトより

全体を通して

私がこの映画を1コトでまとめるなら「見落とししまっていたことに気づかせてくれる映画」です

日本人にとっては気づきづらい"日本ならではの美しさ"に気づかせてくれると同時に、周りに流され見落としがちな"自分自身の幸せ"についても問いを投げかけ、考えるきっかけを与えてくれる

そのような映画でした

終わった後、上手く表現できないけど、ああなんか見てよかったとしみじみ思うあの感じ

映画の魅力がつまりにつまった映画なのではと勝手に思ってます😆

私が感じた3つのこと

ぜひ観られてない方はさぁ〜と流しながら読んでいただき、観られた方は批評してくれると嬉しいです🔥

1 対人関係の難しさと必要性

生きる上でどれだけ切り離そうと思っても切り離せない"社会(人)"との関わり

多くの人にとって、色んな人に気を遣いながら人間関係を保つのも辛ければ、孤独に生きるのはもっと辛い
その繊細な心の動きがしっかり描かれていました

アドラーの「人間の悩みはすべて対人関係に起因する」というお言葉を借りるとすれば、対人関係の悩みは当たり前に常にある悩みだと割り切り、自分が変えられる範囲(2で書く環境を選択することなど)だけを変えようとすることが必要だと感じました

2 最適な環境を自分で形作る

平山さん(主人公)のような必要最低限のコミュニティの中で生きるか、関われるだけのコミュニティに属するのか、どの塩梅が自分にとって1番心地よいのか探ることが必要だなと感じました

1の通り、何を選べど結局辛いこともあれば楽しいこともあるのですが、最後に自らが意思決定を下すことが1番大切なのかなと思いました

人生の大先輩の芦田愛菜さんが私がここで言いたいことを綺麗さっぱりと仰っているので、そのまま掲載します😊

【芦田愛菜さんの会見でのお言葉】
悩んだ時は自分の中で考えて、一番納得して行動できる答えみたいなものを探すようにしています。行動を起こした後、結果は決まっているので、あとはなるようになるしかないと。自分に人生の最終決定権があると思うと、後悔することもあると思うので、結果が決まっていて、自分はそこに行くための方向を選んだっていうことだと思います。結局後悔しちゃうんですが

2021.07.27 ORICON NEWSより

まさに平山さんも1番自分が納得した行動を取り続けていたように感じます

3「自分と姉は別の世界の住人。沢山の世界がこの世の中には存在する」

上映中、この言葉だけは覚えておこうと思う印象的なセリフでした(一言一句同じではないのですが、、)

というのも、普通の映画なら"人の数だけ世界がある"と言って印象を強めるところだよなと思ったからです

あえてここで"人の数だけ世界がある"とビックワードで言わないところが、現実という沢山の制約がある中で完璧な1日を考える本作のテーマにマッチしているなと勝手に思いました

この世界全体で考えると、自分と同じような捉え方、考え方をする"同じ世界の住人"と、自分と異なる捉え方、考え方をする"別の世界の住人"が存在していて、人の属する世界は1つでもなく、人の数だけあるわけでもない

世界が1つでないからみんなと繋がることはできない一方、人の数だけあるわけでもないから心が通じる人もいる

そんな"人との関わりの難しさと希望"の全てを含んだセリフなのかなと勝手に解釈しました☺️

ほぼ口を開かない平山さんの言葉だからこそ、より重く、より深い言葉に感じました

最後に

長々と色々書いてしまったのですが、ただただ本当に良い映画です

とりあえずまだ見てない方は、自分の言葉など気にせず、ぜひ気楽に1回観に行ってみてください!!

最後それっぽくまとめます笑

長い人生も細かく見れば、1日1日の繰り返し

今日は自分にとって完璧だと思える1日だっただろうか
そして明日は自分にとって完璧だと思える1日になるのだろうか

それは決して人と比較してはならない"自分の中での完璧な1日"
社会の流れに乗らなくたって、周りにどんな印象を持たれたって、お金が無くたって、自分が完璧だと思える1日を送れているのならそれでいい

他人や社会を切り離して今一度、自分に問いたい

「何が得られれば私は幸せなのか」
「自分にとって完璧な1日とはどんな1日なのだろうか」

最後まで長々とした文章のご拝読ありがとうございました😊
ちゃんと継続していくので温かい目で見守っていただければと思います🙇‍♂️

【No.8 今すぐ観てほしい映画『PERFECT DAYS』】2024.03.10

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