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【No.6 絶対に読むべき本 『正欲』】

ついに本の感想共有シリーズを書いていこうかなと思います💪

第1回は11月に実写映画化が決まった朝井リョウさん作の『正欲』について書いていきます。

取り上げづらい内容でもあるのですが、自分なりに細心の注意を払って丁寧に書いていこうと思います。

いつもの通り、Facebookでコメントをお待ちしております📱

このアウトプットが昔の自分みたいな本を読むのに初めから抵抗感がある人にいつか届き、本を読むきっかけになりますように、、、!!

※ 本のnote投稿に関しては、ストーリーに関するネタバレは避け、自分の印象に残ったフレーズのみ取り上げ、まだ読まれていない方には興味をもっていただけるような内容を、読まれた方には共鳴していただき互いに感想を共有できるような内容を目指して書いていきます!

Facebookページ

概要

書名:正欲
著者名:朝井リョウ
発売日:2021年3月26日 (Kindle版)
ページ数:386ページ (Kindle版)
発売部数:40万部(2023年9月現在)突破
受賞歴:第34回柴田錬三郎賞、第19回本屋大賞ノミネートなど

あらすじ

元号の変わり目、新しい時代。世間では性的マイノリティに焦点を当てたドラマがヒットし、多様性が重視されている。子供が不登校になって頭を抱える検事、寝具店で働く女性、男性に対して恐怖心を抱く大学生……様々な立場の人の視点から、変わる時代とそこに生きる人々の内面を描き出す。

【「正欲」朝井リョウ先生(ネタバレ注意)】あらすじ・感想をまとめてみた!2022年本屋大賞ノミネート作!見える世界が変わる本!2023年映画化決定! - きなこぬこの本棚 (kinakonuko.com)
より

全体を振り返って

この作品を通して私は「多様性」という言葉が使えなくなりました

そしてこの本を読むまで私はどこか自分が「多様性の観点を持った人間」だと思っていました。しかしそんな勝手な思い込みはこの作品を通して全否定されました。

これがストーリーの中で何人かの登場人物の視点ごとで描かれるから、ついつい1人1人に感情移入をしてしまい没入して読み進めてしまう。そして最後にあっと気づかされる、、、

とここまでにしておいて、元々、本を読むのが大の嫌いでまだ少し抵抗感が抜けない私でも、とても面白くインパクトのある作品だということが伝われば何よりです。

多くの場面でハッとさせられることの多い『正欲』ですが、その中でもハッとさせられた場面3選を抜き出して書いていきます✍️

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特に印象に残ったフレーズ3選

1. "マジョリティであることが唯一のアイデンティティ"

私はこの1文を読んだとき、「確実に昔の自分はそうだった」と思わされました。(もしかしたら今も?)

学級委員をやって、生徒会をやって、わかりやすく良い生徒だった自分にとって、枠から外れてマイノリティに行くことは大変恐ろしく怖いものでした。

あの時、私の中にあった自信は間違いなく自分自身の力や考え方から来るものでなく、自分がマジョリティにいることによる安心感から生まれる自信でした。

2. "3分の2を2回続けて選ぶ確率が9分の4であるように、多数派にずっと立ち続けることは立派な少数派である"

1に加えて、この言葉を見て私は新たに気づかされます。マジョリティに属そうと努力し、居続けていた私は決してマジョリティではなかったことに。

そしてこの言葉は、これから私だけの人生を描き、最終的にはそれが1つのロールモデルになることを目指して生きることを決意した今の私にとって、励みの言葉でもありました🔥

文脈は違えど、全ての人は異なりマイノリティであることに気づいた私は、どこかしら抜けないマジョリティから外れることの怖さが少し軽減されたように感じます。

3. "あってはならない感情なんてこの世にない。つまり、いてはいけない人なんてこの世にはいないということ"

私自身、そして自分に悩み、自分を否定してしまう人にかけられる言葉は、私にとってはこれだけだなと感じました。

その一方で、どんな感情・欲を肯定したとしても、あってはならないのが人を傷つけること。今も様々な人間の感情・欲によって、事件に発展しています。

誰しもが持つ感情・欲を保護し、もちろんその対象となるヒトやモノも保護するためには、新たな欲・感情を拒まず、自らの考えのバランスを常に意識し、ルールを設計していくことが大切なのかなと感じました。常に向き合っていきたい1つのテーマです。

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最後に

名言的なフレーズだけ取り上げてきてしまいましたが、物語を全部読むからこそ深まるフレーズだと思うので、是非1度読んでいただき、Facebookで感想を共有できればと思っています📖

初めて読書のアウトプットを行いましたが、意外とおもしろく自分なりに頭がすっきりする感覚もあるので、引き続きやっていこうと思います!

それでは!!

※質の高いnote記事をバンバン出せる人間になる

各種サイト

・Amazonの購入サイト
Amazon.co.jp: 正欲 : 朝井 リョウ: 本

・映画公式サイト
https://www.bitters.co.jp/seiyoku/

・あらすじ/感想/ネタバレ
【「正欲」朝井リョウ先生(ネタバレ注意)】あらすじ・感想をまとめてみた!2022年本屋大賞ノミネート作!見える世界が変わる本!2023年映画化決定! - きなこぬこの本棚 (kinakonuko.com)

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